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そろそろ真面目にクイズ大会-2

第4問 英雄マディクダの信じる宗教の中で有名な言葉。『許しは〇〇〇〇事である』の〇の中に入る言葉を答えよ。


誤答者 ドラッヘナー姉妹

「答えは!」

「全糖珈琲を!」

「「飲む事だ!」」

「あれなら!」

「何を言おうと許される!!」

「「それ位不味いから!!」」


解説者 グドリャーフカ

「確かに全糖珈琲は不味いですが違います。とゆーかこれはリューミケル軍帝国との戦争でジルフェという人物が実際に使用した英雄です。なので間違えないで欲しいですね。」


グドリャーフカがそう言うと2人は「はーい」と返事をしていた。ちなみに全糖珈琲とはアッシルベン軍帝国から飲み方が伝わった、缶コーヒーで売られている微糖と逆で砂糖の味しか感じられない程の砂糖を溶かし込んで飲む珈琲である。基本的に味わうのは砂糖の甘味であり、珈琲の苦みはアクセントに近くなっている。まぁ、罰に出来るほど不味いのは確かだが。


正答者 大橋

「許しは死なせる事である。……まぁ、生き続けて罪を償うよりも死んで他の者に迷惑を掛けるなんて事もある訳だし。」


解説者 グドリャーフカ

「そうですね。罪を許す行為とは罪を帳消しとする行為で有りますから。実際に死ぬ事が無い事は罪を永遠に持ったまま生きる事となります。これで人を許さない事が可能となる……これがマディクダの進行する宗教というわけです。」

「ただ、この英雄の力の厄介な所は本気で死ねない事やな。転移系があっても逃げられる事は少ないで。」

「特にアスラの息子であるアドンは今でも罠館に閉じこめられています。これはマディクダが罪を裁く際に罪人達を閉じこめる為に作った空間系の魔法で、中身は即時性の高い罠が用意されています。そこで何回も死んでは生き返るのを繰り返す事により生きながら地獄を見せる事が可能となります。」


罠館に閉じこめられる事は無いだろうがかなり危ないと言われた者達はあの訓練よりも辛いことがあるのに驚いていた。しかし訓練の場合は痛みを忘れて気絶できるが、マディクダの罠館を模倣した物の中に入れば彼女達は10分も掛からずに廃人となるだろう。


「……まぁ、滅多に罠館は使わないらしいから問題は無い。それに罠館に閉じこめられる時には逆に存在が消滅する事は無いのじゃからどうにかできるがのぉ。」

「ただ、このマディクダの姿になったジルフェとは対峙せず逃げた方が良いでしょう。今の貴方達ではジルフェを警戒する事が出来ても闘う事は出来ない。」


その言葉に改めて力不足を感じさせられながら後1問終わったら神に関する問題に移る事を伝えられる。ただ、こんな強敵に勝てる処か闘える訳が無いと思った彼女達は頭の中が真っ白になったまま問題を解こうとするのだった。

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