魔素と魔法、魔力血路-2
『…………なぜそんな事になってるんだ?と思うんだが、詳細知らないか?』
『アルさん曰く魔法を人に与えた神の双子の妹であるシュトレーゼンという神が、心と体を同じように持って産まれてこなかったという事に悲しみを持ち、その人間に魔素を操る力を強くするというまじないをかけたらしい。』
『アスタリアの例もあるが、神の加護働き過ぎだろ…………』
『まぁ、そんな感じだな。ただ、シュトレーゼンは勘違いが多く異性の使っていた服を着るだけでもそうなるようにしてしまったらしいがな……………まぁ、売られた物を買って着ても意味は無いが………………』
そこまで見た黒木は一旦スマホから目を離して蔵鮫の所まで行き、蔵鮫の頭を軽くぐりぐりとし始めた。…………………まぁ、蔵鮫が魔法を使えているのは明らかに異性の服というわけでは無く、異性の使っていた服を身につけているという事から明らかだろう。
「蔵鮫………………どこに仕込んでるんだ?あの時のわらしべガチャの時に俺の着替え分以外は全て処分したはずだ。結果的に蔵鮫も魔法が使えるようになったから良い物の、年頃の乙女が男物の下着を履こうとするな!!」
「履いてるんじゃない。私は一夜の下着を嗅いでる方だよ!!でも身体検査みたいに調べて全部渡したじゃん!!後、ここでは裸にしないでね。剣城ちゃんもアリアちゃんもランちゃんもいるから。」
「…………………大丈夫だ。俺とお前は主従関係にある。間違いなんて起こらねぇよ。………………つかこんな状況でそんな事を要求するなよ。黒華鉄はどん引きしてるぞ。」
……………………まぁ、あそこは仲睦まじい事で…………という感じでそこまで引いてはいないのだが、蔵鮫はどこに異性の使っていた服を……………と思っていると、ランタンがこんな事を言っていた。それは盲点に近く、しかし一番現実的な答えだった。
「あ、あの…………蔵鮫様がブレザーを脱いでカッターを脱いでインナーだけになったのを見たんですけどその時に思ったのがインナーにするにしては随分サイズが大きいなともしかしたら気付かれないようにすり替えて自分で使っていたのかもしれませんすいません変な事を言って……………。」
「……………………蔵鮫、そのインナーのサイズは?」
「……………………Lです。」
「…………………………お前はギリギリMサイズだったよな?インナーとかを買いに行くときに別のメイドから『お嬢様はいつまでもMサイズですね』と言われているお前が…………何でLサイズのインナーを持っているんだ…………?」
その後蔵鮫が黒木が風呂に入っている時に別のメイドに取りに行かせてすり替えたらしい。……………………まぁ、パンツよりはマシだろうけど、欲しいときにはちゃんと相談した方が良いだろうけどなぁ……………まぁ、黒木には速攻で断られそうだけどと思う私なのだった。




