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天界の事情-3

数分後、後光と供に現れたのは一見真面目そうに見えるがよく見るとのほほんとしかしていない天使と眼鏡の似合う敏腕秘書系の男天使が降りて来た。ただ、前者は馬車を突き破って侵入しそうだったので【殺戮帝】を使い脅してみた所すぐに辞めてくれたので助かった。最悪この天使の死体を解体してガチャポイントに変えるという方法で取り戻せざるを得なくなりそうだったしなぁ…。


「あの、アルークが身を寄せている人がマジで怖いんですけど……どうにかなりませんか?」

「残念ながら。馬車を壊して入るって演出をしようとした時点で扱いが雑になるのは諦めてください。」

「雑じゃ無いよ!殺意バリバリだよ!」

「つーかペンドラゴンもヒュドラと出現が被るという事以外は悪意無かったんだがな……。」


取り敢えず私はジーティーンらしき人物にスマホを数台渡しておく。ただし、ガチャチケット分としていくつかの機能を外している。実際呼びだしアプリとかを使われたらこちらが困るからな……。それに実の親だからと糞親父の他、他のメンバーの両親を連れてこられても困る。ハピピュア達の分も増えたらとんでもない数になるしな……。


「天界は娯楽が少ないからな……。あってもこんなのだ。」

「他にも古典的な遊びとかは再現してますけどね……。だるまさんが転んだとか、鬼ごっことか……。」


そう言って差し出されたのは複雑そうに見えるがやり方を聞くと指スマの指の数が2から5に増えた様な物だった。意外にも性能は良いのだがこの大天使長の所轄ではこれ以外に追いかけ合うタイプの娯楽しか無いらしい。つーかそうなるとボッチだったら娯楽が無いも同然になるのも間違いないな、うん。


「だがいくらなんでもこれだけってのはおかしいだろ……。一応転生者も……って、天界にいる奴は娯楽に集中してないのか。」

「そうですよ!なのでお隣が段々と羨ましくなりまして……。なので貰えるとしたら嬉しいですよ!」

「だがこれは基本的に大天使長様には使わせられないから分隊で管理する事にするぞ。」

「そんな殺生な!せめて、せめて1日1回は引かせてよ!」

「それくらいなら問題は無い。ただ個人で持つのだけは辞めてくれよ?下手すると重要な物までポイントに変換しそうで怖いんだよ。」


まぁ、天使の身体はかなり多めのポイントになるので墓荒らしとか平気で行いそうだし、武器類とかを本人が使わないからと変換もしそうだ。ただ、意識のある武器というか、人間体になれる武器は変換できなかった。ただ、その際にアルの身体の出来方について色々と聞きたいことがあったので私はジーティーンの方にその事について質問するのであった。

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