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トルヤード王国のこの後について-2

〖ゴーストリックハピピュア！〗

あらすじ：妖精の国、オンバーサラの女王アンジュは家臣フェデラールによって殺害された。だが、妖精達が力を合わせた結果一命を取り留めた……。しかし女王の魂の欠片が人間界へと渡ってしまい、アンジュのメイドだったパッフは人間界へと向かっていった。一方その頃、難病により植物状態となってしまっていた中学２年生の環木（たまき）　智美（ともみ）は女王の魂の欠片をその身に宿してしまい、生き霊として活動できる様になっていた。だがそんな彼女から女王の魂の欠片を奪おうとフェデラールの部下、ブッシールダが現れた。彼は智美に向かって【ナマンダー】という化け物を放ち、彼女を消滅させようとした。

間一髪でパッフが智美を救った後、智美の中に宿る女王の魂の欠片とハピピュアの力を共鳴させる事により、【ピュアチャレンジ】へと変身した。そして彼女は伝説の生き霊として仲間を増やしていき、フェデラールをあと一歩の所まで追い詰めていく。しかし彼女達5人はフェデラールが信仰していた魔神ダルダールに飲み込まれていくのを見せられた後、敗北してしまう。だがそんな時、女王の魂の欠片を持つもう１人の少女、ヒカリ・ドルテアントこと【ピュアシャーマン】の助けによりダルダールの分身体を退ける事に成功した。

最終的にダルダールを倒した事で奇跡が起こり、女王が復活出来る様になる。だが智美とヒカリはまた植物状態に戻るのかと心配していた。だがそれを聞いた女王は自分の永遠なる寿命を放棄する事で２人が目覚める様に祈った結果、２人は植物状態から奇跡の回復を遂げた。だが、生き霊になっていた時期が比較的短かったヒカリは生き霊の時の記憶が残っていたものの、智美は生き霊の頃の記憶が完全に消えていたと同時に幼児退行してしまっていた。最終話で彼女の前に現れたパッフが「二度と人間界に来ることが出来ない」という条件の下、一般人となった彼女の前に現れ、２人でこれまでの話をしていた。そこから徐々に記憶を取り戻していった智美は病室近くで待機していた他のメンバーと供に泣きながらパッフと永遠の別れを迎えたのだった。

しかし引き継ぎの＋1話の中でパッフはとある人物の力を借りて戻ってきたと言い、彼女達をずっこけさせていた。その後再びハピピュアになり、未知の敵と戦い勝利するも、新手によって追い詰められた………所で次作登場のハピピュアが颯爽と登場して倒していったのだった。

追加＋1話で生き霊では無くなった智美とヒカリの変身シーンの描き直しをするという異例な例を出した作品だが、同時に変身を本気で真似しないでねとCMで言い放つというリアルな大人の事情も多かった作品となっている。特に「植物人間になりたい」は禁句だと「テレビを見るときは部屋を明るくして離れてみてね」と同時に流れるという子供が真似しづらい作品となっていた。

「………あ、この作品全員が生き霊になる訳じゃ無かったのか……」

私はそう言いながらハピピュア達の説明についても見てみるのだった。