異世界転生した美少女戦士はモンスターを狩る-1
自己紹介が終了した為、今日は一旦解散という事にして新しく入ってきた14名を色々な所に布団を敷かせて眠らせた。まぁ、呉実が勝手に顕現させたので用意が出来なかったのだから仕方ないのだ。ただ後になって7人だけだったのは幸運だったよな……と感じる。
後で調べて分かった事だがハピピュアシリーズで20人が平均人数と、サバイバル系ライダー物を凌駕する程の人数だった時代もあったらしい。その中で最もハピピュアの人数が多かったのが〖ハピピュアEarth〗……またの名を4期構成ハピピュアである。この作品は最初から6人のハピピュアがいたが妖精界の過去編で同じく6人のハピピュアがいた。ここまでで12人と少ないのだが……主人公達が石化し妖精だけが逃げのびた事から先輩ハピピュアを助ける為と8人のハピピュアが誕生する。これで既に20人となっているのだがそれだけでは終わらない。というのも1期と2期が集合した3期終了前に妖精達5人がハピピュアに変身して25人となる。ついでに言うと過去のハピピュアも助け出した事により常時25人となっている為、尺の都合上変身シーンは代表1人が終えた後にグループ名となっている。
極めつけが4期の最終決戦前にお約束な形で妖精以外の14名のハピピュア達が無気力系洗脳を受けて闇堕ちした。それを助けるためという理由で14名の母親達がハピピュアに変身して彼女達の目を覚まさせる。ただ、その後母親達も最終決戦に参加した為、合計39名のハピピュアがいたという異例な記録が残り、ギネスにも登録されるのでは?という程の伝説の作品となっている。ただこの作品の恐ろしい所は………『普通の日朝枠で放送された事』と『本来はハピピュアの姉妹とかも変身させるつもりだった』という物だ。
ここまでの人数だけでも充分オールスター並の人数なのにさらに増える予定だったのかと思えてくる作品の為、呉実がプレイしていなくて良かったなぁ……と思えてきた。そこまで増えていたら流石に何処かへ転送していた様な気がする。
「ただ明日からどうするべきか……だな。この辺りの街道はモンスターもそれなりに出てくるから狩らせてみるか。」
「そうですね。お手並み拝見としましょう。……それに剣城さんには変身アイテムも作って貰わないといけませんしね……。」
アルはそう言いながら私の横で寝ていた。……というのも彼女は自分のベッドをハピピュア達に譲っていたのだ。まぁ。密談する為にわざとこうしたと本人は言っているが実際の所は不明である。