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ピュアと付けば許されるレベルじゃ無い-3

全員が変身を解いた後、最初に北海 遙が自己紹介を始めた。自己紹介の後に変身して名乗りも上げて貰うという………普通ならば羞恥心でどうにかなってしまう事を彼女達は平気でやってみせた。まぁ、記憶が最終回の後になっているので放送開始後の初々しさはもう無いと思っておいた方が良いのだろう。


「北見 遙です!特技は本棚に並べられている本のタイトルを全て把握できる事です!これがあると欲しい本を探すときに便利なんですよね~。」


北海はそう言いながら憧れの目を向けるアルとリガの為にという風な形で変身シーンを披露していた。基本的に魔shopハピピュアの変身方法は魔導書を開いてから『変身』!と叫ぶことだ。本来のハピピュアならば魔法少女らしい掛け声をするのだろうがヘルムライダーの要素として掛け声がシンプルになっているのである。


そして魔導書のページがバラバラとめくれていくと供に彼女の身体も光を纏う。その後光が弾けたかと思うと変身は終了していた。……後で解説を見て知ったのだが魔導書で変身するのに海老反りの様な派手なシーンはいらないのでは?という会議がありこの作品は棒立ちの状態からズームインとズームアウトを上手く使って編集されていた。………なのでリアルで見るとかなり地味な変身なのである。


「矛盾の拳は無敵の証!ピュアウィザード!」


………まぁ、確かに矛盾しているよなぁ……と感じる。実際魔法禁止で徒手空拳のみで闘う中、名前がウィザードという魔法使いっぽい名前なのだから。……ただ、そうなると他のメンバーがどうなっているのかと不安になってしまう。


「次は私ですね……。私は九重 志保です。ハピピュアになった理由は……殆ど成り行きですね。一応美術商の娘でそれなりに知識はありますよ。」


九重はそう言いながら変身していた。ただ本の開き方が若干違う。北海は片手でパンッと開いていたが九重は両手で丁寧に開いていた。まぁ、たまに変身アイテムの使い方も変わるパターンがあるので気にしないでおこう。


「矛盾の奥義は美貌の証!ピュアソーサラー!」


うん、2つ目も徒手空拳では無く魔法の方が得意そうな名前だった。なんというかこのまま全員「矛盾の」というフレーズになるのだろうか?と不安になってしまう。まぁ、そうしていたら大きなお友達も困るだろうと感じてしまう。ただ、後から聞いた話だと彼女の技は普通の魔法っぽい技が非常に多いらしい。


だがその辺りを気にする訳にはいかないのだ。なんせ彼女は考案された技全てを出し尽くしたのだから。明らかに存在しているのにも関わらず子供が真似すると危険だからという檻が無いので無茶したとも言えるが、技を出し尽くした彼女自信に達成感はあったのだろうか?と感じたのであった。

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