番外編 福袋ガチャとパンドラの箱-2
〖D-pot 邪神達の鎮魂歌〗 C 定価:6870円 RPG
・既に3回滅びを体験した惑星、potの遺跡で主人公は世界が滅ぶ理由が聖神と邪神の力の均衡が崩れる事にあると知り、幼馴染や親友と供に旅に出る。その旅の途中で彼等は邪神を癒していく事に専念する事となり、シスターのルシェと神父のカイウスも仲間に加わっていく。
・ストーリーの進行につれて仲間が増えていくが、男性主人公だとルシェが、女性主人公だとカイウスが主人公達を裏切って世界の破滅を防いだ主人公達を古城の地下へと閉じ込めてしまう。邪神達の望みを叶えて無事に成仏させ、新たな邪神を産まれさせて世界の均衡を保った主人公達の人生を終わらせたのがただの狂信者である事やクリア後に裏切り者であるルシェまたはカイウスでしかプレイできない事、データを完全消去させなければ最初からに出来ないという事もあり、後味が非常に悪い物となっている。クリア後に古城を訪れた時に主人公達の断末魔を聞く事ができ、主人公達はあれほど苦労して世界の均衡を保ったのにも関わらず誰にも知られずに死亡する。その後勇者達を幽霊として連れて行けるようになり、戦闘にも使えるようになる。だがその後のクエストをクリアすると世界が滅びてしまう。これは内容が邪神の全滅である事からその様なストーリーになっている。
・裏切りを止める為の方法は見つかっていない為、無事にクリアする方法が無いと思われていた。だが最終的に裏切り者を死亡させた後に蘇生させずにラスボスを倒すと真エンディングに行ける事が分かった。この時はハッピーエンド………に思われたが最終的には続きからやると夢オチとされ、本来の鬱エンドへと誘導されてしまう。
・とある動画投稿サイトでのネタバレからゲーム会社規模での売り上げが減った為続編が出ることは無くなったが、ゲームシステム事態は別のゲーム会社に権利を売却する事で倒産前の退職金ラッシュを無事乗り切っている。だが、システムの開発者に配当される筈の金が何故か全く関わっていなかった技術者に振り込まれていた事、それにより著作権等で色々あった事により全国ニュースでこのゲームについても語られた程である。
…………こんなゲームがオークションで売れる筈もなく、ガチャPに返還されていくのを見届ける事となった。……まぁ、ゲーム福袋は基本的には売れてる物の他に絶対に売れそうに無い物を入れてくるのが普通だからなぁ……と思いながら次のゲームをオークションに流していくのだった。