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皇帝アスラの置き土産

あれから数時間後、ガチャを使い【光魔法】を修得した事で【光帝】を派生させた私と、同じく【光魔法】を修得した扇城の連携によって元アスラだった木を滅する事が出来た。詳しく書かないのは防衛をしていた時に思いつき、【光魔法】を手に入れて【光帝】となった後に使用した【ライトチェーン】を使った事で枝の一部を粉砕した。


そこからは【光魔法】がカンストして【聖魔法】となり【聖帝】が派生。そこから使われた【ホーリーチェーン】により元アスラの木は呆気なく粉々になって消滅したのだった。だが、ここからが本当の闘いになる事に私達は絶望していた。


「………【地帝】手に入れても終わる気がしないんだが……最後の悪足掻きというか、最悪な置き土産を用意しやがったよアレは……。」

「でも土魔力で作るタイプだからまだマシだな。」


簡単に言えば元アスラの木が作り上げた底の見えない溝である。このレベルだと上から板を敷き詰めるという訳にもいかないため仕方なく【土魔法】の【サンドボール】や【サンドウェーブ】等を使い溝を元の状態に戻そうとしていた。これは帰還しようとしていた他のメンバーも同じらしく、大橋達のグループやテンレも協力してどうにか溝を埋めようとしていくのだった。


「………いや、どれだけ深いんだよ………魔力切れないように調整しているが……流石に倒れるかもしれん。それに魔力を回復させるアイテムは連続で使用すると中毒、下手すると治療が必要なくらいの大きさの魔力溜まりを起こすからな……暫く魔法が使えなくなる訳だ。」

「そうか。だがこれ年単位でやらないといけなくないか?」

「【空間魔法】の【ビフォーフィールド】も妨害される瘴気が発生しているからな……無理だろ。瘴気の除去に数年掛かる事を考えればなおさらだ。まぁ、熱気とか土の焼ける音がしないからまだどうにかなるレベルだと思いたいな………。」

「地球にいた時と同じレベルでは無い事は確定しているがな……。」


 これについては宇宙へ向かおうとしている者達の言葉から明らかになっている。少なくとも地球の数倍は軽くある為、格に到達していない事=地球と同じ単位でどうにかなるという方程式は出来ない。いや、そもそも地球にいた頃は他の場所から土を持って来なければならないのでこちらの世界での作業の方がマシなのだけど。まぁ、そんなこんなで私達は戦では無く地形を元通りにする為にエグランシーバに滞在する事となったのだった。

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