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遭遇-1

ランタンが仮面を付けてチンピラ達を瞬殺し、埋葬してから眠ってから数時間が経過し、朝となった。ダンジョン内でも朝昼晩という空の違いはあるらしく、私達は朝の日差しで目を覚ましたのだった。


その後、私は男子制服に着替えてからランタンを起こし、ランタンに元の服を着せてから朝食を取るのだった。………………ただ、使っているテントは一人で使うことを想定していたらしく、二人で寝ると少々狭いので、あまり休めた気はしない。さらにランタンに抱きつかれていれば自然とそうなるだろう。


「やっぱり持ち運びの出来る家か、魔法で作り出せる家が必要だなぁ……………多分、『殺戮魔法』でも作れない事は無いだろうけど家としての機能は発揮できないだろうし………。」

「いえ普通に考えれば魔法で家を作れるマスターは凄いと思いますけど流石に罠だらけではマスターは寝られませんよねまぁ私はいつ死んでも構わない存在なので今度からは私はその魔法の家の中にいますので安心してテントの中で寝ていてくださいそれで私が死んでも何も思わずに先に進んでくださいね。」

「だから私はそこまで鬼畜じゃ無いってば…………。」


しかし、快適な家を魔法で作り出すというのはかなり難しいだろう。『殺戮魔法』みたいにイメージすれば一応の家は出来るが、所詮『殺戮魔法』の為に致死性MAXの罠ばかりの屋敷になってしまうだろう。


「………………とりあえず、この冒険者達の死亡を報告しに戻ろうかな……………。それに、ここに来た理由は攻略じゃなくて夜を明かすためだった訳だし……………。」

「わ、私が殺してしまった方達ですかでもまぁ私はともかくマスターを殺そうとしていた訳ですから埋葬されただけでも感謝してもらいたいですねでもちょっと可愛そうかなぁとも思いますけど私にとっての全てであるマスターに手をあげようとしたのですから当然の報いですねまぁ結局糧にはならなかったみたいですけどね………………。」


そして、入り口まで戻ってから受付嬢にチンピラの三人が死亡したことを伝えようとすると、そこには存在というかなんというかを忘れていた人物がいた。まぁ、私は彼等の名前も知らないしどのような事情があるかも知らない。だが、立場だけは分かる人間がそこにいた。


「え~っと、この状況からして………君が黒華鉄 剣城さん………だよね?この世界では転生者以外にこの帝高校の制服を着ている人はいないし……………ねぇ、一夜。」

「………………まぁ、そうだろうが………一応確認しておくか。」


一人は女子制服を着た女性、もう一人はロングスカートのメイド服を着た中性的な男性……………私と同じ境遇の転生者がそこにいた。そして、メイド服の男性の方が、私にこう尋ねてきた。


「……………あんたは、黒華鉄 剣城お嬢様であってる…………よな?」


………………………………………………なんで私が女である事を即答できるかは知らないが、私はその言葉に首を縦に振る。すると女性の方は驚愕した顔になるのだった。……………どうやら、女性の方は私が女でなく男だと思っていたらしいのだった。

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