リューケ共和国からの旅立ち-4
「私のターン、ドロー!私は再び〖ソウル・ペイター〗をソウルジートし赤のソウルを1つ使用。〖ガトルバイス・エッジ〗を召喚!それと同時に効果発動!このカードが召喚された時、相手プレイヤーのフィールドに存在するカードを全て破壊する!そしてその数×10のダメージを与える。」
「………その効果で〖雪樽の戦士〗は破壊されて私は10のダメージか……。」
剣城 75 → 65
「ふっ、これだけでは終わらない!私は0・ウィザードを発動し手札から〖L・ウィンザールドル〗を召喚!そして効果発動!相手の山札の下から5枚を墓地へ!これで私はターンエンドだ。」
「……けっこうキツいな……。つーかどれもこれも殿堂入りカードじゃねーか。出てきた時に調整無しで出された感じの……。」
0・ウィザードというシステムは条件を満たす事でコスト無しで召喚出来る魔法使い系のモンスターである。先程の〖L・ウィンザールドル〗の条件は必要ソウル6以上の赤属性モンスターが場にいる事である。
〖ガトルバイス・エッジ〗 赤6
St 25
・このカードが召喚された時、相手プレイヤーのモンスターを全て破壊する。その後、破壊したモンスターの数×10のダメージを相手に与える。
・このカードはインターセプトされない。
〖L・ウィンザールドル〗 赤9
St 18
0・ウィザード:条件を満たした時、このカードはソウルを使用せずに召喚できる。赤属性で必要ソウル6以上のモンスターがいる場合、このカードはソウルを使用せず召喚できる。
・このカードが召喚に成功した時、相手の山札の下から5枚を破壊する。相手の山札が5枚以下の場合このゲームに勝利する。
………〖ガトルバイス・エッジ〗に関しては6という低コストで相手モンスター全滅に加えてモンスター1匹につきダメージ×10である。初登場時はソウル加速カードが少なく、最初はソウルを貯める所から始まるというスタイルが主流だった為脅威は少なかったが、現在では低ソウルでも有力なカードが多く、低ターンでの大量展開も多い。その為このカードは危険視されるのだった。
次に出てきた〖L・ウィンザールドル〗は0・ウィザードを魅力的に見せるためにやりすぎたというイメージがある。山札を捨てるカードはいくつかあるのだが、召喚しただけで相手の山札を5枚も捨てるカードは流石にやり過ぎだっただろうと思えるのだった。
「私のターン、ドロー。……なんかもう面倒になってきたな……。」
ただ、私にとっては勝利のピースが揃った感じがしたのでさっさと決めてしまおうと思うのだった。なのでこれからはダイジェストでお送りしてみよう。




