表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
495/922

アッシルベン魔帝国-6

2人の話を聞いてみると、クレフィは第4王女であり22歳でシェドンは第5王女で20歳、かつ末っ子であった。この事から仮定すると王の年齢は低そうだと感じてしまう。


「さて、ここからはお互い別の国の者同士としての話し合いとなりますわ。しかし、第5王女と第4王子までが揃うのはいつ以来になりますかね……。唯一欠席しているのが元第2王女だけなのですけど。」

「残りは嫁や婿に行ってもこちらに戻ってきている状態ですしね。とりあえず話し合いを始めましょう、父上。」


シェドンが目茶苦茶老けている爺さんに話しかけると、爺さんはそれに頷いていた。シェドン達の祖父かと思えるのだが、年齢は58歳の父親であり私だけ衝撃を隠すことが出来なかった。まぁ、ここからは面倒なので先に人物について簡単にまとめておこう。


アッシルベン魔帝国国王

グレムリン・マーカー (58)

『アッシルベン型糖尿病』の為とても老けて見える男。髭がまるで仙人の様に長く伸びており老齢の国王感を醸し出している。持病の影響で義眼を使用している。


アッシルベン魔帝国王妃

オトレーム・マーカー (58)

『アッシルベン型糖尿病』を患う王妃。9人の子を産んでいるが持病のせいか左脚を義足にしている。慣れない義足時代に第2王子と第3王子・王女の間に産まれてくる子供を流産させていた為『アッシルベン型糖尿病』を予防しようとしているが誘惑に負け続けている。


アッシルベン魔帝国第1王子

ペイン・マーカー (32)

『アッシルベン型糖尿病』を煩い両腕が義腕となっている男。既に領内の娘と結婚しており次期国王の有力候補である。


アッシルベン魔帝国第2王子

オルトビ・マーカー (30)

『アッシルベン型糖尿病』を患っていないベジタリアン。近い内に別の国に婿へ行きまともな菜食を続けたいと感じている。ベジタリアンである故に砂糖と塩から離れるため家庭菜園を作り、農の知識は豊富。


アッシルベン魔帝国第1王女

マーケン・マーカー (27)

『アッシルベン型糖尿病』を患う王女。かつての『ハンバルシア軍帝国』から婿を取っているが、婿は現在仕事で暫く帰ってきていない。婿の事を愛しているが『ハンバルシア軍帝国』事態は毛嫌いしている。


アッシルベン魔帝国第2王女

ミューキ・マーカー (25)

『アッシルベン型糖尿病』を患わう間も無く13歳の時に王宮から逃げ出した王女。『BL』『コシヒカリ』『味噌汁』等の戯言を叫びながら隣国の噂を集めていたと言われている。


アッシルベン魔帝国第3王子・王女

グレン・マーカー (24)

アシュリー・マーカー (24)

『アッシルベン型糖尿病』を患う双子。無口である事と常に一緒に行動していないと変な魔力が発生するため離れられないという体質を持つ。『人工洗浄結晶』の研究を行っているほか、さらなる道具を作ろうと健闘している。


アッシルベン魔帝国第4王子

ジューマ・マーカー (23)

『アッシルベン型糖尿病』を患う発明家。ポトフに入れる馬鈴薯に砂糖を注入したりソフトクリームっぽい砂糖の塊は彼の作品。試食と称して普段から多く砂糖と塩を食している結果他の者よりも深刻であり国王と同い年に見えてしまうほど老けている。


アッシルベン魔帝国第4王女

クレフィ・マーカー (22)

『アッシルベン型糖尿病』を患っているが第2王子の影響で野菜を中心に食べていた結果20歳まで発症しなかった。しかし第4王子に唆され実験台になった結果発症。しかし軽めの症状なので完治可能。


アッシルベン魔帝国第5王女

シェドン・マーカー (20)

第4王女と同じく第2王子の影響で野菜を中心に食べており、別国から貰った果樹を育てている事から『アッシルベン型糖尿病』になっていない。同じく発症していない幼馴染と婚約しており、最悪どこかへ駆け落ちしようかと相談している。



結構濃いが、ここにも転生者はいたんだなぁ……と感じる。ただこの行動っぷりから見て逃げ出した第2王女は母さんの生まれ変わりでは無いな……と思う私なのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ