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ジャックリッパー・オ・ランタン-2

『アンサンブル』による虐殺の被害者である『ミアッペ・キングゴーレム』は完全に沈黙しているが、一向に『殺戮魔法』のアーツ、『アンサンブル』により出現した武器は未だに消滅せず、『鑑定』しても『殺戮魔法』としか表示されない。


『ミアッペ・キングゴーレム』の体には、ハルバードやモーニングスターで貫かれ、鉄の棘がコイツの間接に突き刺さり、包丁や大型の手裏剣がコイツを切り裂いている。そして、コイツの頭部には鎚が叩きつけられており、コイツの腕はトラバサミによって砕かれて外れていた。


……………………コイツは岩で出来た魔物である事が、グロテスクな感じを出さないために奮闘したと言っても過言では無いほどの景色を見せられて、その原因となった武器達を自分の意思で消滅させることが出来ないのは、一種の呪いのビデオを見ているような気分になる。


本当に消滅できないのかを確かめるために私は、試しに『ハルバード』を使用してみた事もあり、こちらの方は自分の意思で解除可能だったのだけど、どうも『アンサンブル』やその上位アーツである『オーケストラ』などは意図的に消滅させることが出来ず、刃こぼれにより灰になるまで消えないという不便な仕様だったのだ。


…………………………だが、『暗器収納』が使えるランタンがそれを収納する事が出来れば、ランタンの力が大幅に上昇するに違いないと思うのだ。だから私はランタンに『暗器収納』を試して貰おうと思ったのであった。


………………………まぁ、『アンサンブル』により出現した武器は全部で30もある為、全部仕舞えるかどうかは分からないけどね……………と思っていると、ランタンはその武器達を全て仕舞っていた。………………それも一瞬でだ。まぁ、そうで無いとスキルとは言えないのだろうけどね………………。


「凄いよ、ランタン。あなたにも特技はあるじゃないか。」

「あ、ありがとうございますでもこれは私の生まれ故郷ではこれが普通で私はまだまだですから褒めなくても良いですむしろなんで出来てるんだと殴っても良いですよ私はマスターの下僕ですので。」

「…………………とりあえずその謙遜もとい自虐的な性格から直していかないといけないのか………?まぁ、いいや…………………とりあえず、お疲れ様だね、ランタン。」

「は、はひっ。そ、そんなお褒めの言葉を貰う程私はしていませんから…………………。」


……………………しかし、ここまで『暗器収納』で貯められる武器の数が多いと、把握するのも大変になるなぁ……………とランタンの活躍に水を差してしまうような考えになってしまう私なのであった。

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