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黒華鉄家と美華家の関係-3

セバスの車に荷物を乗せてから私は帝高校の寮へと向かうのだった。まぁ、その間は退屈なので黒華鉄家と美華家についての話を改めてまとめておく。……………とは言っても、物凄い単純な話なのだけど。


黒華鉄家は花の品種改良やら、その花を使った香水などの化粧品や鉄鉱石や宝石などの鉱山資源を利用した宝飾品などを主に取り扱っていた。……………まぁ、家が豪邸なのは初代当主が成金主義みたく建てたからであって、それ以降の当主は基本的には質素に暮らしていた。


まぁ、売り上げの高い鉱山資源の方はいつ尽きてもおかしくない事と、もう一つの花の品種改良などには売れる物が出来るまでの研究費用などが湯水の様に減っていくのだから質素に暮らしていても問題ないだろう。……………まぁ、現在は糞親父の手腕で他の事業にも手を出し成功したことで豪華な生活(笑)ができているらしいのだけど。


しかし、跡取りとなるべき子供が産まれずに、一人っ子だった母さんはあの糞親父を婿に迎えたのだ。当時の糞親父と母さんは確かにラブラブだったそうだ。もっとも、あの糞親父は恋愛漫画で同時に二つの作品の男主人公を演じるかのように二股をしていたのである。


まぁ、二股している事がバレていなかったが、糞親父は私を男として育てるという事をしていた。…………まぁ、母さんは子供が出来にくい体であり、私が産めたのも奇跡だったという感じなのでこうするしか無かった……………まぁ、恐らく演技だったのだろうけどね。二股なんてしていない、愛しているのは母さんだけだと。


………………で、母さんが死んだ後に二股相手だったあの糞女を連れてきて私を追い出し、そのまま黒華鉄家は美華家と名前を変えた。………………しかし、母さんのレシピノートと研究ノート、それに母さんの貯金やらは全て私が受け取った。


あの糞親父や糞女には母さんの形見なんて一切欲しくなかったのだろうが、私が受け取る金やらは欲しかったらしい。……………まぁ、結局一銭も取れなかったけどね…………と、それでもまぁ、豪邸とでかい会社を引き継いだのだから本望だろうと思いながら私は寝るのだった。なんせ、寮に行くまでには5時間は走るのだ。たったの五時間しか無いと思えばかなり楽だろうけどね。


そう思いながら眠った私が、次に目を覚ましたのは目的地である帝高校の寮だったのだが、そこについてから私はある事に気がついた。そして、その事を確認すると、やはり………という感じで『帝高校の男子の制服』が箱の中に入っていた。どうしよう、これ、本気で糞親父をぶん殴りたい。それを思うと叫べない今の環境に物凄く苛立つのだった。

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