賢者アルミナの初ガチャ-2
『プレミアム11連ガチャ』結果
マスターレア・スキル『王家の証』
ハイパーレア・割れない土鍋
ハイパーレア・鍋の蓋アルティメット
ハイパーレア・八朔1年分
ベリーレア・麩菓子1年分
ベリーレア・瞬間接着剤人体用
ベリーレア・氷竜のパペット
スーパーレア・魔蟹の身
スーパーレア・牛刀
スーパーレア・インフルエンザワクチン
スーパーレア・洗浄石1年分
ウルトラレアが無くマスターレアも1つだけだが、実用的な物ばかりが手に入っていると思う。たまにネタで入れられたなと思う『鍋の蓋アルティメット』があるが、一応盾にはなるだろう。そう思いながらアルミナの方を見ると『生クリームドラ焼き』が手に入れられなかった事が悔しいのか、かなり落ち込んでいるのだった。
「………………………八朔や麩菓子はあまり好きじゃ無いんですよ…………。なのにそれが1年分って………………。」
「ならこれは別の人の所に送っておきますか。マイルポイントも貯まりますし。」
「そうしてください。………………ただ、土鍋はありがたいですね…………………一応火を出す魔法は使えるのですが、鍋が無いので上手く出来なかったんですよ…………。この前火加減間違えて割っちゃいましたから。」
アルミナがそう言っている間に私は人体用の瞬間接着剤やインフルエンザワクチンについて見てみる。ワクチンの方は既に注射器に入っており、厳重なケースの中に入れられている。まぁ、異世界だからと言ってインフルエンザなどの病気が消滅することは無いのだろう。そう思いながら私はアルミナにその事を聞いてみた。
正直言ってより長生きしているラピに聞くのが良いかもしれないと最初は思ったが、彼女はゾンビなのでその辺りは分からないだろう。そう思いながら私が聞くと、アルミナは落ち込んでいる所から回復して話し始めるのだった。
「……………魔法などがあるので病気を治す事自体は簡単になっていますが、予防する事は出来ていません。後、この世界で私が産まれる5年前から私が15歳になるまでの20年の間に私達の世界で起きた主な感染症が全て流行って撲滅しての繰り返しになっていたよ。」
「感染症………………ペスト等もか?」
「そう。赤痢とかも入ってる。流石に公害までは発生していないけど、現在もインフルエンザなどは撲滅されてない。………それに前の世界よりも種類が多いかもしれない。A型もB型も。」
『インフルエンザワクチン』を『鑑定』すると数十種のインフルエンザウイルスに対応するワクチンだったが、前の世界以上だと一応打つだけ打っとくかという状態になるのだった。まぁ、それでも十分なんだけどね………………まだマスクやら除湿器などが無い為、少しでも免疫を付けて置いた方が良いからなぁ…………。