表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/922

二日目の朝-3

流石に『新生活応援ガチャ』ばかり見ているやっているという状態のまま生活していくわけにも行かないのでスマホをフリックして別のガチャを調べていると…………一応レベルアップするのかなぁ?と疑問に思いながら発動し続けていた『探知』に反応があった。


…………………テントで寝ていた時には『獣避けのネグリジェ』来てたから獣は寄ってくることは無かったけれど、流石に米の匂いを漂わせていたら何らかの獣は寄ってくるよなぁ………と思いながら私はスマホと入れ替わりに手のひらから刀を取り出して構えた。


……………………そして、私の前に出て来たのは紫色のブヨブヨした物体と、緑色の鱗の大きな亀だった。…………………ブヨブヨした物体は毒でも持っているのか、亀はなんで一緒に着いてきたんだと思いつつ私はそれ等を『鑑定』してみた。……………………すると、以下の様な情報が流れ込んできたのであった。



アシッドゼリムベビー 0(?) 魔物

・種族Lv.6

・所持スキル 3個 『弱毒・4』『衝撃吸収・2』『ハイエナ・10』


ゼリムヘッドタートル 10(♂) 獣

・種族Lv.27

・所持スキル 8個 鑑定失敗



………………………狼をやった地点から随分離れた為、出てくるモンスターには舐めてかからない方が良いという事は自覚していたが、いきなり8個のスキル不明のモンスターが出てくるとは思わなかったな…………。


だが、丁度進もうと思っている方向からこの二匹が来た事と、迂回ルートが存在しないことが重なって、私は無謀な挑戦をしなければならないと悟り、覚悟を決めてその二匹と向き合ったのだった。……………………まぁ、そこまでは良いとして………。


この二匹のモンスターと出会ってどれくらい時間がたったのだろうか…………………とあの二匹は何もしてこなかった。というか、何かをしようとしているのは分かるけれども、非常に遅いのだ。亀らしからぬブレスでも吐くのかと思ったら実際には噛みつきをしようとしていたという事が分かる。


……………………正直言ってわざと遅く行動しても避けられるくらい、『ゼリムヘッドタートル』のスピードは遅かった。………………いや、亀なのだけどね……………。それと、『アシッドゼリムベビー』もプヨプヨとチマチマ進んでくるので、私は辛抱たまらずに………。


「うぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


二匹に向かって走ってから『ゼリムヘッドタートル』の甲羅を踏みつけて首をにょろんと出させた後、刀を抜いた勢いで『ゼリムヘッドタートル』の首と『アシッドゼリムベビー』を斬りつけたのだった。


『スキル『抜刀術』のレベルが3に上がりました。』

『種族レベルが5に上がりました。』

『職業・冒険者レベルが5に上がりました。特典としてスキル『発見』を修得しました。』

『称号『下克上』を入手しました。特典として職業『革命家』を獲得しました。』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ