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織村隆一郎と検証-1

「じゃあ最初に『絶品中華鍋』と『鳳凰の雀卓』について…………やけど、流石に外で見るのはまずいんちゃうか?ヘマすると誰かに盗られそうやし。」

「そうだな。とりあえずアイテムBOXにこれらを入れてしまうか。それとついでにお前達も冒険者登録をさせておこうと思う。ここでの身分証明とか色々とあるしな。ただ、狩綱はアルさんの所で魔法が使える様になってからの方が良い。」


創成やら豪商等の生産系の大妖精を連れている為、その辺りにボーナスが掛かる可能性がある。まぁ、俺の『精錬』並の価値になるかどうかは分からないけどな…………。まぁ、とりあえずアルさんに狩綱の事を任せる事は決定しているのだけど。


その後、冒険者ギルドでの登録を終わらせた。まぁ、受付が御子柴だったので余計に早く終わったのだけどな……………。ただ、検証の事を非情に興味深そうにしていたが、仕事中の為抜け出してくることは無かったのだった。


「…………………で、ここが俺達の拠点になるわけだが…………。まぁ、部屋の数は足りるだろう。ただ、男の方が多い気がするがな……。」

「私は拠点が手に入れば文句は言えませんけどね………。まぁ、自衛はしますけど。」

「いや、この拠点に住む女性は何かと自衛する為の能力が高いと思うんだよ…………。群雲は自分で武器を作れるし、照島は戦闘に関してはこの中では一番上だろうし。美暮も武器が凄いことになっているじゃないか。」


今思えば女性の方が強くなってないか?と思えてくる。まぁ、この3人と黒華鉄辺りしか具体的な強さを知らないため真実は分からないけどな……………。


「とりあえず中に入ってしまうぞ。ただ、検証が終わった後に服とか買いに行った方が良いかもしれないが。流石に制服だと防御力などが不安になるだろうし。」

「そうですね……………。少なくともパジャマなどの寝間着は欲しいです。制服のまま寝るのは疲れが取れにくい寝方でしょうし。」


そんな会話をした後、俺達は『絶品中華鍋』と『鳳凰の雀卓』に『鑑定』を行った。すると、それぞれこの様な結果となったのであった。まぁ、名前からして……………なぁ、と思いながら。


絶品中華鍋

・価値  2000万G

・一般的な大きさの中華鍋。しかし焦げ付きにくく、中華料理を作ると旨みが魔力によって追加され、まさに絶品と言えるようになる味になる。中華以外の料理には補正が着かない為、この鍋だけでは生活する事は難しい。


鳳凰の雀卓

・価値  5800万G

・鳳凰をイメージして作られた麻雀卓と麻雀牌。特定の条件を満たすと使い魔として鳳凰が降臨すると言われている。しかし資料が紛失しているためかどの様な役をすれば良いのかが分からないままとなっている。鳳凰が降臨しなくとも麻雀卓の神々しいデザインや全自動という機能性から価値が上がっている。


…………………検証の為にとりあえず麻雀をしてみる事にした。まぁ、鳳凰が降臨する事は無いのだろうが。……………ただ、俺を含めた2名がある事を思ったのは至極当然な事だろうと感じながら麻雀をしてみるのだった。

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