織村隆一郎と物欲センサー-6
『新生活応援プレミアム11連ガチャ』結果
UR・スキル『精霊魔闘』
UR・創成の大妖精 ハジメ
MR・極氷の大妖精 ヒューガ
MR・豪商の大妖精 パンドラ
MR・治癒の大妖精 ピナス
MR・鍛錬の大妖精 トリシューラ
MR・刻銘堂 どら焼き30枚セット
MR・精霊棍 バジーラ
HR・スキル『妖精念話』
HR・スキル『氷魔法』
SR・スキル『鑑定』
「見事なまでに妖精関連になったな………。だが俺は妖精が欲しいとはいのっていないんだが………………。俺はロリコンでもないしな。」
「ロリコンというには妖精は小さすぎるで?まぁ、タカやんの当てた精霊は蝶みたいなデザインで会話も念話でしかでけへんのやろ?でも武器と魔法もあるけん普通に闘えそうやな………。」
だが、狩綱が魔法を試し撃ちしようとしても、魔法は出て来なかった。精霊達はふよふよと狩綱の周りを回っているのだが、魔法だけはできなかった。……………………まぁ、転移者全員にガチャの能力を持たせているからと言っても、体の中身を書き換える様な事はしなかったらしい。
「……………………魔法が使えないのはなんでなんだ?まぁ、異世界の人間と俺達は体の作りが違うんだろうな…………。まだこの世界の住民を見た訳では無いが。」
狩綱は魔法が使える様にする為にはどうすればいいのかと聞いてきた。まぁ、ダメ元覚悟で聞いてきたのだろうと思うので、俺はそれに関して真実を話した。どちらにせよ、女装の道を通る事を伝えたのだった。
「流石に異性の服を着るのは無理だろうが、女装している間に擬似魔力血路を作り出す事で元の服装に戻っても使えるようになる。………………………精神的苦痛に悩まされたけどな。」
「それ位ならなんとかなる。死にかける過程が無いなら使えるようにしてしまいたい。大妖精達も自分の住処になる場所に入れなくて混乱しているからな…………。」
………………いや、自分の主人がいきなり女装した方が混乱するのでは?と感じてしまう。まぁ、蔵鮫のように異性の使っていた物でも代用は出来るが、女から男への図式はサイズなどの関係で無理だろうと思う。
「擬似魔力血路を作るやり方を俺は覚えているけど、専門家じゃ無いから上手く出来るか分からない。だから俺の擬似魔力血路を作った人を紹介してやるよ。」
「すまないな、織村。恩に着る。」
まぁ、そこまで急ぐ話では無いため、俺達はガチャで当てた物を再度確認し、検証してみる事にしたのだった。……………………使えそうな名前の物も多いが、『鑑定』で調べればさらに詳しく分かるのからな……………。