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織村隆一郎と物欲センサー-3

『新生活応援11連プレミアムガチャ』結果

☆6 絶品中華鍋

☆6 ダンディライト

☆6 フォアグラの缶詰1年分

☆5 鳳凰の雀卓

☆5 スキル『パチンコ術』

☆5 ササニシキ 10㎏

☆4 スキル『魔力察知』

☆4 スキル『暗視』

☆4 スキル『鑑定』

☆4 スキル『逃走』

☆3 簡易テント



緑の初めてのガチャはこの様な結果となった。まず最初に思った事とすれば、米が手に入った事だった。釜などは『鍛冶』でどうにか作る事が出来るので炊くことも可能だ。少なくともこのアーティフィリアの中では田んぼを見かけなかった事とアルさんの家での食事に出る気配が無かった事から、この国近辺には米という食料品はは無いと考えるのが妥当となる為、ここで米が手に入った事に歓喜したのだった。


「俺はまだ未成年やから煙草は吸わへんから、このライターは別の使い方になるやろうなぁ…………………。まぁ、煙草に使おうと思えるかと思えば少し怖いもんやしなぁ…………。」


ダンディライト

・価値  20万G

・リボルバー式の銃を模したライター。火種の元が油でなく弾の為、補充が簡単なライターとなっている。しかし本物の弾が入れられている事と、火がつけた時になるガチッという音で煙草に使用できる人間を選ぶ。もし使えたならばダンディなオジサン風になれる事だろう。



「……………………………それにしても、ガチャでスキルも手に入るんやな……………。『パチンコ術』はどれだけ役に立つか分からんけど、残りの3つは結構有能やろうな………………。」

「完全に戦闘職じゃ無くて採取職だよな…………。まぁ、パチンコでも低ランクのモンスターとなら闘えるだろうし。もっとも、実力が付くまでは弱いモンスターにも突っ込まない方が良いけど。」

「その辺は心得ておくから平気や。攻撃系のスキル持ってる訳や無いから奥の手も持ってへんし。」


緑はそう言ってから当たったスキルを全て修得した。これに関しては全員で決めていた事なので独り占めした事に文句を言う人間はいなかった。これからは必要な人間にそのスキルを分けるという事も視野に入れないとなぁ……………と感じるのだった。


「では次は僕がやってみます。…………………………レア度の高い食料品、レア度の高い食料品…………レア度の高い食料品………………」

「何をブツブツ言ってるんだ?天部の奴は?」

「あれはガチャの時に誰もがやるという願かけという物や。タカやんはそういう事やらへんの?いや、タカやんのキャラ的にやるはず無いか……………。それか、願かけを否定するシステムの存在を信じるタイプか……………。」


緑の言うシステムとはアレの事だろうと思いながら俺は天部の方を見る。彼がレア度の高い食料品が欲しいのは『フォアグラ缶詰1年分』を見たからだろう。それも、ツナ缶などの様な平べったい物で無く、果物用の少々大きい円柱の物だったし。さて、そんな天部のガチャの結果は………………………………?

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