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織村隆一郎と就寝-2

「…………………………一番下は倉庫だな……………。肉や野菜などの食事が置けそうな位な……………。ただ、冷蔵庫に装飾はいらないだろとは思うんだがな……………」。これも家具職人のプライドなのか…………?」


とりあえず地下一階はスルーして地下二階にやってきた俺達だったが、そこにあったのは巨大な冷蔵庫と冷凍庫だった。まぁ、大きさから見れば室の方が正しいのかもしれないが、『鑑定』では庫と出たのでそれで説明する。


「最初に2重の扉があって外気に触れないようにしているんですね……………ただ、装飾が無ければ冷凍庫だと即答出来ますけども………なぜ神殿の様な彫刻がしてあるんですか………。」

「ついでに言うとその彫刻は本当にただの彫刻で神聖な要素は見た目以外に無いぞ。正直言ってこれを彫った奴の努力がかなり空しく感じる。」


実際に『家具職人ビーバが丹精込めて彫った神聖な神々を祀った彫刻があるが、家具職人ビーバは神職者では無いため、見た目とは裏腹に彫刻の意味は一切無い。』という説明文を見れば誰であろうと作者を哀れむだろう。まぁ、ビーバ本人が何も思っていなければそれで良いのだが。


「とりあえず肉やなんかはここに入れておく事にするぞ………。黒華鉄からの情報だと、このアイテムBOXは中に入れ続けれていればバッチリ保存という訳では無いらしいからな………。冷凍庫の方に肉を置いたら冷蔵庫の方にピザなんかを置いておくことにしよう。」

「…………………いや、もう誰も制服で冷凍庫の中に入っても凍らない事に突っ込む人はいなくなったんですね……………。まぁ、私も慣れましたけど……………。」

「疑問に思った事の殆どが魔石でどうにかしています的な事で大体解決しますからね……………。そりゃあ慣れてしまっても仕方ないですね……………。」


照島姉の言葉に悟った様な目で答えた御子柴のやり取りを見ながら俺は肉を次々と冷凍庫の鉄製の台の上に置いていく。ただ、この台にも魔法が関わっているらしく、台の上に置いた途端にフィルムの様な物でコーティングされた。…………衛生上の管理の自動化が進みすぎて怖いな………と思いながら、俺達は肉を次々と台の上に置いていくのだった。


「………………………いや、後何個出せば良いんだ………?まぁ、多いことは悪いことでは無いが…………………。最悪燻製にしてしまえば問題ないしな…………………。」


そんな愚痴を吐きながらも俺達はアイテムBOXに入っている兎肉などを次々と肉を台の上に乗せるのだった。……………………切り分けられているような感じなので比較的楽な作業だったがな………。

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