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織村隆一郎とアーティフィリア-6

「依頼を受ける時は『ギルドカード』の提示だけで良い。受けるときには誓約書とかは書かないが、依頼に失敗したら違約金を払うかこのギルドの清掃員として違約金分働くかという感じになっている。」

「依頼は狩猟系の依頼は最大5つまで、生産系の依頼の場合は納品する物か使用するスキルが同じ場合に限りますが最大で3つまで同時に受けられます。」


その辺は効率も求めているんだな……………。少ない数をチマチマとやるよりもいくつか同時にこなした方が効率が良い。それに、制限を付けているという事は100ぐらい同時にクエストを受けて中々クリアできずに帰ってくるという事が少ないのだろう。


「ただ、『常備依頼』の物があれば、クエスト精算時に追加で受けたという事にできます。このギルドでの対象としては主に『ホーンラビット』、『ウルフ』、『スライム』ですね。また、『薬草』や『魔力茸』などの採取も常備依頼となります。」

「それに、ちょいと強いモンスターを倒して持ってくれば対応した依頼を探して納品という事に出来る。まぁ、モンスターを倒して損は無いという感じだな。」


……………………依頼の受け方はよく分かったので、早速依頼を受けてみることにする。……………本来なら戦闘を先にしたいのだが、ギルドの内部で販売されている『ポーション』や『携帯食料』、『砥石』などの必需品を買う金が無いので『精錬』に関わる依頼を受ける事にしたのだった。


「……………………まぁ、初段なのでそれなりの難易度の物も選べますが……………こちらがオススメですね。『金鉱石』の不純物取りだしは需要が多いですし、余程の失敗をしなければ大丈夫な物です。」

「………………………クソッ。先に声をかけていたら臨時ボーナスは俺が貰ってたのに……………まぁいいや。その依頼が終わったら俺の所に来い。良い狩猟クエストを選んでおいてやるから。」


そんなやり取りの後、俺は受付から依頼品である『金鉱石』が入ったアイテムBOXらしいポーチを受け取った。どうやら『精錬』した後はこの中にいれて持って来いという事らしい。ちなみに、ポーチ二入っているのは全部で12個。依頼で必要な数は10個だ。


「…………………そういえばギルドの中に作業が出来る場所はあるのか?流石にこの場でやる訳にはいかないし、もし失敗した時の被害が怖いんだよ。」

「それなら心配ない。あそこの階段から下に降りれば防火の仕組みがある生産スペースがある。あそこなら例えギルドマスターが最大出力で『火魔法』を撃っても炎が他の階に移ることは無かったからな。」


それを聞いた俺はギルドカードを提示して正式に依頼を引き受けるのだった。…………………まぁ、失敗が怖いので1つだけしか受けてないのだけどな……………。

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