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戦意喪失の報酬-4

名産品のカタログ

・価値 2500G

・魔神の誰かが人間に変装し、世界を回った後に作られた旅行雑誌。町などで食べられる名産品や美味しい店、宿が書かれている。しかし、値段に関しては度外視の状態で書かれているため、安くて美味しい店ばかりが載っている訳では無い。自費出版で大量に余っているため値段が安い。



手繋ぎ悪魔のお守り

・価値 30万G

・手繋ぎ悪魔が作ったペンダント形式のアクセサリー。互いにはぐれてしまった場合、相手のいる方向へと導いてくれるお守り。主と従が存在し、主の魔力量により従の数が増える。お守りをしていない人物には導くための光が見えない。



…………………………後は全て武器やどうでも良さそうな道具なので、私はこれで『鑑定』を終了した。…………………まぁ、便利な物は早速使わせてもらうという事で『手繋ぎ悪魔のお守り』を早速装着する。もちろん、私が主でランタンが従の方だ。


……………………まぁ、ランタンを主にしようとしてみたら、「私には主なんていう器は無いですよ~。」と断られそうだったので私が主の方をとったのである。…………………どちらにしても使用するのが2人ならあまり変わらないのだけどね………………。


「……………で、この後はどうするかなんだよなぁ…………。流石に私達が魔王討伐とかいうわけにもいかないし、どこかの副将軍みたいに勧善懲悪の旅に出たいとも思わないし……………。」

「ならば、とりあえず修行の旅という事をした方が良いと思いますどうせあの魔神が厄介事持ってきそうなのでそれをスパッと解決できるようにしておけば良いと思いますある程度強くなったらのんびり暮らすというのも悪くないと思いますよ?」


ランタンの言うことは確かに合理的だった。そこまで冒険する必要も無さそうというのは事実であり、ヒュドラが変な頼みをしてこないとも限らない。なのでのんびり暮らしていき、ついでに体を鍛えておくという生活も悪くないのだ。


「じゃ、その方向で進むとしようかな。………………でもこの辺りのモンスターを全部倒すと生態系が崩れそうだからラビネアまで戻ろうか?」

「…………………そこでもいいかもしれませんけど、今回は地図でいう海の方へと向かってみませんか?最近肉ばかりで魚の味が恋しいと思うのですが………………。」


……………………確かにそうだ。海から取れる物を最近口にしていない。前世ではよく鮭やシーチキンなどを食べていた。しかし今は肉ばかり…………………新たな食材を求めるのも悪くないかもなぁ…………。まぁ、七輪や鉄の網くらいは海の近くで売っているだろうと思う。


そんな風に軽く考えながら、私とランタンは馬車に乗り込み、海のあるらしい方角へと進むのだった。まぁ、この時にはまた面倒な事を押しつけられるとは思っていなかったからこういう風に進み始められたんだけどね……………と思いながら私達は先へと進むのだった。

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