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勇者退治の朝-2

まず最初に『ニフルヘイムの馬車』について見てみると、なんとも言えない性能だった。…………………まぁ、使いどころは限られてくるけどね…………………。


ニフルヘイムの馬車

・価値 5760兆G

・暗黒の氷結地帯を移動する為に作られたという馬車。馬は氷で出来ており、砕ける事も死ぬことも無い。さらに、『氷魔法』にて飛び出してきたモンスターを迎撃する。移動する速さはとても早く、全力をださせれば南極を一時間で78周する位の速さを出す。馬を溶かすことで馬車の中を家とすることも出来る。暖房効果を外に逃がさない作りになっている為に氷海などには便利だが、昼の砂漠などだと馬が溶けてしまい地獄のような蒸し暑さに襲われる為、その様な地域での使用はお勧めしない。



……………………………まぁ、馬車で移動するという事は滅多に無いだろうので、移動する馬だけはアイテムBOXの肥やしになるだろうと思う。馬車自体の構造は地味でも氷の馬の時点で目立ちまくるだろうと思う。………………厄介事に巻き込まれそうなので、寝台として使うときには馬を消すというのが定石なのだろうと思う。


「布団やらがレア度は低いけど手に入ったから馬車じゃ無くてテントみたいな扱いで使うことにしようかな……………でも蒸し暑い時には地獄になりそうだからその辺はまた別の物を手に入れるという事で。」

「そ、そうですねマスターの言うとおりですですがマスターと同衾というのは少し恥ずかしいというか確かにテントの時にも一緒に寝ていましたがそこは雑魚寝でしたので同衾とは呼べないような……………………。」


ランタンは顔を赤くしながら私の意見に賛成していた。………………まぁ、ガチャで出たのは2人同時に寝られるダブルベッドと同じ大きさだったからね…………………。当然2人で一緒の布団で寝るのは確定なんだよなぁ……………………。


「ただ、この抱き枕シリーズはどうするべきなんだろうな………?」

「『水魔法』に関してはマスターで良いと思いますけど、『剣術』は抱き枕のデザインからしてちょっと……………。後、マスターは『剣術』じゃなくて『抜刀術』…………刀の方ですからね………。」

「まぁ『水魔法』の方は残して、『剣術』の方はフレンドギフトで誰かに送るかな………………。ただ、なんでジークフリートのイラストがグラボーのジークフリートなのかは分からないけどね……。」


そう思いながら私は抱き枕二つをそれぞれ『鑑定』してみるのだった。…………………いや、この抱き枕がどんな理屈でスキルを成長させるかが気になったからね………………と思いながら『鑑定』の結果を確認するのだった。

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