第三話 第四部 初戦開始
夕菜「それじゃあオーダー発表するわよ!!」
私たちは世界大会の初戦を向かえていた。私たちは先攻で相手は韓国代表、ここ最近はかなり力を付けてきた国だ。特に投手のソン・チョンジャという投手だ。韓国ナンバーワン投手と名高い彼女はソフトボール界で有名になるであろう選手だ。未知数の相手なだけに苦戦は覚悟していた方が良いだろう。そしてスタメンが発表された。
一番 ショート 夕菜
二番 ピッチャー 湯子
三番 レフト 羽葉
四番 セカンド 巴美羽
五番 ライト みちる
六番 ファースト 衣世
七番 センター 亜美
八番 サード 由香
九番 キャッチャー 絵里香
私は三番の役目を果たされた。私は声を出すとスタンドの方を見た。いままで仲間の選手たちが私たちを応援していた。そして…遺影を持ったおばあちゃんの姿もいた。私は…両親のために優勝することを約束した。そのためにはまず初戦ですべてヒットを打たないと。
審判「集合!!」
審判の声で私たちはダッシュで整列した。しかし巴美羽はなんともいえない態度で並んでいる。おまけにあくびってなんて挑発なんだろうか。
チョンジャ「なにあの子、ふざけてるわね。」
何て言っているのか分からないけど…とにかく怒っている様子は見られた。
審判「礼!」
皆「っしゃああっす!」
挨拶が終わって私たちはベンチへと戻っていった。私はバットを持ってピッチャーの球筋をしっかり見た。
シューーー バシーン!
大きなウインドミル投法から力強い球が放られていた。これはやりがいがありそうな相手になりそうだ。夕菜はしっかりと素振りをしてバッターボックスに入った。
審判「プレイボール!!」
審判から試合開始の声がかかった。そして相手投手が投げる体制に入る。
シューーー ギィイン!
ファールボール!
いきなり当ててきた。でもただの当てた打球ではない。完全に威嚇するためのバッティングだった。




