表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女 努力。親。思い。  作者: レザレナ
第三話 ソフトボール世界大会、初戦は韓国。
26/55

第三話 第三部 協力とはいったい

 パコン! パコン!

由紀「巴美羽。」

巴美羽「ちょっと! そこは私じゃないでしょ!?」

 私たちは湯子、夕菜ペアと戦っていた。第一試合の衣世、みちるペアは湯子、夕菜ペアに負けていた。このままでは私たちも負けてしまう。でもこの歯切れの悪さ、そしてチームプレーが全くできていない。巴美羽が自分でとりたいところだけ打っている感じだった。

巴美羽「もうー! このままだと負けるよ!?」

 巴美羽は愚痴を言いながらサーブを打つ。湯子は丁寧に打ち返す。私の所にやってきて私も打ち返す。どちらか微妙なところに飛んでいったが、ちゃんと二人で指示を出し合って夕菜が返す。そしてまた微妙なところに。

巴美羽「あ、由紀。」

由紀「おそいよ!」

 私は急いで反応したため、ボールがあさっての方向に飛んでいった。そしてそのせいで私たちは負けてしまった。

湯子「いえーい!」

夕菜「それじゃあ衣世、みちるペア入って。負けた方がジュースおごりね。」

 私たちは完全にリズムが合わないまま次の試合へと移っていった。巴美羽はめんどくさそうに手を後ろにあてていた。

巴美羽「ねえ、めんどくさいから微妙なのは全部由紀やって。」

由紀「なにそれ…まったく…。」

 私はため息をつきながらサーブを始めた。二人はそこそこのコンビネーションを見せていた。だけど…少しだけど微妙にずれが見えていた。私たちはそこを徹底的についていった。

衣世「このままじゃ負ける!」

みちる「そう言われても…。」

 ビチィ!

衣世「あ、負けた。」

由紀「ふぅ…巴美羽も少しは動いたわね。」

巴美羽「ちょっとだけね。」

 結局私がそこそこ動いて買った。そしてジュースをおごってもらうことになった。だけどなんでだろう。巴美羽にものすごく嫌な感じがしていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ