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ミカン食べて憂鬱さを誤魔化してみる。

 

 冬はやっぱり炬燵だ。

 外寒い。晴れてても出掛けたくない。

 曇った窓、ムダに達筆なデカい字に唖然。

「読める?」

「憂鬱。お前よくこんな字書けるな~」

 エライエライと誉めたのに妹はぷうっと膨れ居間を出てった。

「頭撫でるとか子供扱いじゃなくてセクハラなんだから!」

「え~?」

 年頃の妹の難しさにつらたん。

 しょんぼりとややしなびたミカンを剥きながら溜息混じりに窓を見ると、文字は水滴になり果てていた。

 でも俺は憂鬱です。

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