ノア
要塞都市【ノア】
科学の力により進歩を続けたこの星は
その力に胡坐をかいた人類により滅亡の淵へと追いやられる
迫害を恐れ僻地に追いやられるも生き延びた先祖により
築き上げられた最後の楽園となったこの場所こそ
星に選ばれた最後の希望ノアである
旧魔導書1章 3項引用
ノアが築かれてから500年。100年前に起こった土地を巡る戦争により
私たちの住む根層は砂漠化が進んでいた
天層、樹層、根層に別れるノア。主な役割としては
天層には、ノアを創造した子孫達のすむ城とノアに携わる研究機関
樹層には、学園や日業に欠かせない衣服などの生成と天層と根層を繋ぐ物流
根層では、ノア全体の食物の確保とノア全体に散らばる魔石と言われる鉱物の採掘である
そんな根層の半分が戦争の影響もあり約半分が砂漠化し根層の民の生活は困窮していた
砂漠で育つ食物の研究や再び緑いっぱいにする試みを行うも成果はなく
最近では、農地をなくしスラム化する町も目立ってきた。
根層で産まれた者のほとんどは、その土地に縛られたまま
生涯を終える
砂漠化の続く根層から上の層に行くことは夢であり希望だが
根層にいるのは過去の犯罪者達の末裔で…
よっぽどのことがない限り根層から出ることはない
その中にも稀に、樹層へと向かう優秀な者がいる。
ノアで年に一度行われるテスト。対象者は10~12歳まで
これに合格すると学園に通うことが出来る
そして数年後無事に卒業できた者達は家族を連れて去っていく。
皆がテストを受けれれば良いのだが、そうもいかない
テストを受けるための金貨は4人家族が1年、生きていくだけの大金だ
それに、子供も大切な労働者である。
勉強を教えられるだけの教師だっていない。
上層に行った者たちの置き土産の教本もボロボロで
生活に関係のない文字以外を学んでこなかった者達からすれば
燃やす以外なんの価値もない代物である。
それでも燃やさずに大切に保管されているのは
彼らからみた、ガラクタのその本が
上層に行った誰かが苦しい生活から解放してくれるかもしれない
捨てきれない望みであり希望だからかもしれない




