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仁義なき悪役令嬢   作者: 水銀✿党員
最強暗殺者は婚約者に弱い。婚約者は暗殺者に滅法強い。
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悪役令嬢×悪役王子の第十歩 : 帰ってきた日常


「くぅ……辱しめを受けるぐらいなら殺せ」

「……ローリエ。処女?」

「……」

「その顔は処女ね」


 放置を解放した次の日。色々と辱しめを受けた彼女を縛ったまま洗い。椅子に縛ったままつれてきた。


「そーまさん。妹の花を散らしてあげて」

「あっ銀姉。俺だって選り好みするし。ばっちぃのはちょっと」

「洗ったわ」

「中身がどぶ臭い」

「どぶ臭いわね。でも罰にならないわ」

「辱しめ受けたからいいじゃないか……まぁ俺ら忘れてたんだけどな」


 冬休みの話で盛り上がり。結果、忘れてしまっていた。


「くぅ!! 好き勝手に!! 噛み千切って!!」


 きゃんきゃんと吠えて可愛く鳴いている。


「ふぅ。ローリエ。やめましょう。私を越えるのは不毛よ……たぶん。家督継げないわよ。私もあなたも」

「なんでよ!?」

「……銀姉?」

「うーんちょっとキナ臭くてさ……最近」

「姉様……」


 ローリエが大人しくなりローリエの目が細目られ口を閉じた。 ソーマも黙ってローリエよ同じように細目られる。


「こう……なんでしょう。お父様、お母様の仲がよろしくないような気がします」

「姉様……お母様とはシルバーファングの母様ですか?」

「シルバーファング?」

「ソーマ。私のクドルシュチル家は家ですが。組織名はシルバーファングと言います。我が当主は当主ですが組織の長はお母様です」


 ソーマは冷や汗が出る。もっと大きい組織の名前を聞くと言うことの意味に。


「姉様……結構彼に入れ込んでますのね」

「べっつに」

「組織名を知るのは死ぬか……味方にしか教えないことですよ。まぁシルバーファングも偽名ですけどね」


 銀姉と目があったソーマは己が取り返しのつかない深淵までに足を踏み入れている事がわかった。


「ローリエ。手を組みましょう。この家にメイドとして養ってあげるわ」

「お姉様……あなたの喉元にナイフが届くかもしれませんよ」

「そんな事おれが……」

「ソーマは黙れ」

「……」

「ローリエ。ある偉人は言いました。‘’首が欲しいなら取りに来い!!‘’とね」

「取れるもんなら取ってみろと?」

「庭に猛獣飼うぐらい。普通よ」

「……はぁ。姉様とサシで殺ろうとしたのが間違いだったわけね」

「そうよ。ソーマというボウガン矢(鉄砲玉)がいるのにね」

「……俺、そんな無茶苦茶か?」

「殺した人数」

「両手で数えれないぐらいになってから数えるのはやめた」


 ローリエがソーマを見て震える。見た目よりも既にそんなにとビックリしていた。


「ローリエ……あなたは?」

「……3人」

「覚えているならマダマダね」

「銀姉……いいのか?」

「いいわよ、綱を外して」


 パラパラ


 綱をソーマが外し、椅子から立ち上がってゆっくり手首を回すローリエ。そして……


 ガタン!!


 机の下に隠しているナイフを掴み。銀姉に肉薄しようとした。


「おっそい」


 しゅっ


 ローリエの目の前にナイフを突きだし。ローリエはナイフを構えた状態で止まる。


「そんなんじゃ……闇は生きていけないわ。ふふふ!! ハハハハハ!!」


 寝室に銀姉の高笑いが木霊するのだった。





「銀姉さま………あのぅ」

「なーに? シンシアさん?」


 学園最後の日。明日から休校のその日。カフェテラスの大きいテーブル席で何故か多くの人が集まり出す。


「最後にお茶でもと思ったのですが……なんでローリエさんが?」

「私が居てはダメかしら? オーホホホ!! あなたこそこの場では相応しくなくってよ!!」

「そうよね」

「……あっはい。それでどうしてですか?」


 どうでもよさそうにシンシアは銀姉を見る。


「無視はいけませんわ」

「彼女をメイドとして雇ったの。下僕で奴隷で肉盾よ」

「あっ!! そうなんですね!! 肉盾さん私はシンシアと言います」

「……」


 ソーマが肩を叩く。


「ローリエさん。シンシアも銀姉に鍛えられて砕けた硝子鉄でハートを作り直しんだよ」

「べ、別にショックではなくってよ!!」


 少し涙目になっているローリエにソーマは慰め続ける。なお、口元は笑っているので楽しんでいるようだが。


「はぁ……。シャーリー賑やかになったわね」


 後から席に座ったメアリーが見渡す。彼女も挨拶だろうか?


「あっ、エタ作者のメアリーさん」

「それが通じるのは私だけよ……」

「垢バン」

「垢バンされてないのでゴミと一緒にしないで。不正していない事だけが胸を張れるのよ……底辺だったけど」


 ぶつくさと愚痴を垂れ流しながら。うーんと唸るシンシアが声をかける。


「メアリー先生」

「先生?」


 先生とはなんだろうかと銀姉は思った。


「先生……ああ……いい響き」

「きっも」

「うるさいわね。シャーリー!! 夢が叶ったからいいじゃない!!」

「先生。次回の出版は? 来月?」

「………ら、来月かな?」


 メアリーが目線をあげる。銀姉は察して言葉を紡いだ。


「エタ」

「ま、まだ。書けてないだけ!!」

「メアリー先生………来月無理なんですね」

「あああああ!?」


 メアリーが頭を抱える。


「わかってる。わかってるの……書かないとって……でも筆が重いの……」

「あなたの実録でいいじゃない」

「あっそうしましょう。では、私はこれで失礼します。ちょっと締め切り迫ってますので」

「はーい」


 銀姉のどうでもいい一言でメアリーが顔をあげて立ち上がって。何も飲まずにカフェを出る。


「メアリー先生……」

「大丈夫よ。彼女は読者を裏切らないわ……早く書いてほしいわね」

「銀姉さま? その本……」

「著作メアリーの恋愛小説。もちろん読んでるわ。先生なんて言わないけどね」

「銀姉さまって………けっこう」

「そうだぞ。シンシアさん。銀姉けっこう」

「「甘い?」」

「甘くはないわよ。目のまで破く用よ」

「2冊買ってるんだよなぁ………たっかいのに」

「甘いですね~」

「甘いなぁ~」

「うっさい!! 殺るわよ!!」


 シンシアとソーマがニマニマするのを銀姉は苛立って睨んだ。自分ルールを持つ銀姉にはこういった手を出さない輩はちょっとやりづらいのだ。


「………………これが姉様」

「あーあーローリエ。何も見てないわね?」

「姉様可愛いです!! 姉様可愛い!!」

「や、やめなさい………そのやめなさい」

「姉様……かわいい」


 ローリエの口元がニヤリと歪み。銀姉は頭を押さえる。やりづらい輩は増える一方だった。








ドンッ!!


「おう、オメーら!! 誰の命令が知らんが……薬の売人は辞めろと言うとろうが!!」

「クドルシュチルご当主!?」

「す、すいません……しかしですね!!」

「しかしもへったくれもねぇ!!」

「ま、まってくだせい!!」

「全員ここで……始末……」

「おう……ガゼルの旦那ぁ。話なら俺が聞きますけん」

「んあぁ? オメーらのせいでクドルシュチル家にもガサ入れと取り壊しが来るじゃろが……薬はやめい!!」

「ガゼルの旦那の言い分はわかりやす。だけどな!! 誰の命令で動いているぐらい知らんとケチなんかつけてンじゃぇねぇ!!」

「ワシよりも……もしや!? 姐さんが!?」

「そうじゃよ……あんたのよー知っとるあの方よ」

「………そうか………」

「ガゼルの旦那……綺麗事はもう。やめましょうや。姐さん悲しむぜ」

「…………はぁ……畜生」

















 







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