2話 TPPと著作権非親告罪化と小説家になろう
ある意味TPPで直接的に影響をもたらすのは著作権の非親告罪化でしょう。
日本全体にとってもコミケがどうなるのかなど経済的にも影響を与える問題ですが、「小説家になろう」運営への影響について考察してみます。
なんと言っても、本サイトがつぶれるようなことがあると読者として困りますので。
プラスの影響としては合法な二次創作サイトとして今まで以上に人気を集める可能性があるという点です。
他の二次創作サイトと違い出版社とのコネがあること、なろう出身作者は自身も二次創作やっている方も多いことから二次創作可能な作品は今後増えていくことでしょう。
これは他の二次創作サイトにはない圧倒的な強みです。
二次創作はひとつの文化となっています。
原作者の理解と認可の下、今後も是非続いていって欲しいものです。
逆にマイナスの影響としては、オリジナルと言いながら二次創作をやるような困った作者を取り締まるためのコストの増加です。
これがきちんとできないとサイトの存続自体が危ぶまれることになりかねません。
専任スタッフを雇うとともに、読者のボランティアによるパクリ摘発を進めていくことが生き残るための鍵となるでしょう。
コストの増加と広告料収入の増加のバランスがとれるかどうかも重要なポイントとなるでしょう。