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勇者ゲーム ~ネトゲ廃人共、チート無双で異世界救ってこい!~  作者: ミネルヴァ日月
番外編 女たちの挽歌! 少女VS熟女! 魔法少女☆地獄変ッ!
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番外編4 毎度お騒がせラブリーアイドル・マジカルプリンセス☆さくにゃん! 華麗に見参ッ!

「毎度お騒がせラブリーアイドル・マジカルプリンセス☆さくにゃん! 華麗に見参ッ!」


 虹色の光の粒子がキラキラ☆と舞い上がる緩やかな旋風の中心で、さくにゃんがラブリースマイルでみんなにアピールする。


「「「な、なにぃーっ!? 変身しただとおおおおおおおおおおおおおおーっ!?」」」


 もはやなんでもありなさくにゃんに、小娘たちは驚愕が止まらない!


「攻防一体となったマジカルプリンセス☆さくにゃんに死角はないわっ!」

 不敵に笑うさくにゃんが、ステッキを掲げてポーズを決める。


 マジもんの魔法少女に変身したさくにゃんは、フリルがあしらわれているピンク色のワンピースドレスを身に纏い、体には虹色に輝く粒子を纏っており、やたらとファンシーでリリカルでマジカルな恰好をしている。


「テメー、ババア! なんだそれは!? やっていい事と悪い事があるだろぉーっ!」

「む、無茶苦茶ですよ……! 変身するなんて聞いてないですよ……!」

「第二形態があるだなんて、やりたい放題じゃねーですか……!」

「わぁーっ! 変身したのだー! かっこいいのだーっ!」


 その姿は、顔さえ見なければ、まさしく魔法少女の出で立ちだ!


「そして、貴様らは一人残らず……殺すッ!」


 それは野生の獣が襲ってくる感覚に近かった。


「「「ファッ!?」」」


 何かが見えたと思った次の瞬間、襲われていた。


「「「死~ん」」」


 そして、命を狩り取られていた――。


「ガキ共が、一瞬で殺されただとッ!?」


 小娘たちが、さくにゃんの魔法少女にあるまじき残虐行為の餌食となって沈む!

 

「まったくよォ~、髪がみだれちまったじゃあないのォ~。せっかくのぷりーちーヘアーが台無しだわァ~」


 胸元から取り出した櫛で髪型を整えるさくにゃんが、修羅の眼光で刹那を睨み付ける。

 

「さて、クソガキ。次は、アンタが殺される番よ」

 さくにゃんが、刹那にひりつくような殺気をぶつけた。


「はっ! 笑わせるんじゃねぇ!」


 だが、恐怖を乗り越え成長した刹那は、もうそんなものにビビったりはしなかった。 


「おい、ババア。今謝れば、礼儀知らずにも、この俺に挑んだテメーの無礼を許してやる。素直に『ごめんなさい』が言えれば、この俺に喧嘩を売ってきた身の程知らずなテメーを見逃してやるぜ? ほら、謝れよ。ごめんさい、ってなぁっ!」


 すっかり強者気取りの刹那が、さくにゃんに上から目線で命令する。


「いやよ。あたしは、まったくもって謝る気はないわ。そもそも、アンタみたいなクソガキに謝るなんてのは、このあたしの誇り高いプライドってやつがそれを許さないわ」


 完全にトサカに来てるって感じのさくにゃんが、殺意を発しながら矜持を語る。


「なら、情けなく地面に這いつくばって、くたばる事になるな」

 完全に上から目線の刹那がニヤリと笑って、さくにゃんを挑発する。


「……本来なら。本来なら、いじめられっ子のヘタレクソガキの成長物語の最後だから、大目に見て、『ハッピーエンド』で終わらせてやるところよね?」


 少し切なげに語るさくにゃんが、魔法のステッキを構え――


「だが、ムカついたァーッ! アンタの全てを台無しにして、思い出すたびに恐怖で発狂するようなバッドエンドを叩きつけてやるわッ!」


 そして、修羅に変わる!

  

「予想通りの答え……むしろ逆に安心したぜ」


 刹那はニヤリと笑うと、地面をダンッ! と蹴って跳んだ。


「殺ッ! デッドリースマッシャー!」


 そして、必殺の一撃をさくにゃんに叩き込むッ!


 攻撃は、完全にクリティカルヒットしたはずだった……。


「なっ、な……っ!?」


 確実に息の根を止めたはずだった――。


「なぜ、貴様が『俺の後ろに立っている』んだァーッ!?」


 だが、なぜかさくにゃんは無傷。


 しかも、いつの間にか刹那の背後に立っていたッ! 


「なんていうか……見れば見る程むかつくわァ~。あどけなさと可愛さを前面に出しつつも、粗野な言動でそれを隠す。その癖、大事な所では、女をアピールして男共に媚を売る。そのギャップ萌えを演出する小賢しい感じがムカつくわァ~」


 刹那の背後に立つさくにゃんが、お局OLの口調でねちねち語りながら、魔法のステッキで刹那のほっぺたをぺちぺちと叩く。


「バ、ババアッ! 貴様ッ! なぜ俺の攻撃を喰らっても、生きているんだッ!?」

 さくにゃんの意味不明な行動に、刹那がパニックを起こす。


「本気を出した魔法少女に、一度受けた技は二度も通用しないわ」

 恐ろしい事を言ったさくにゃんが、余裕たっぷりに笑う。


「ほざけ! 殺ッ! デッドリースマッシャーッ!」


 次の瞬間、『ヤバい』ものを感じた刹那が、動物的勘を発揮して『殺される前に殺す』べく、必殺の一撃を放つッ!

 

 今度は正真正銘、確実にクリティカルヒットさせた。


 攻撃モーションも最後まで確認したし、さくにゃんに技がぶち込まれる感触もハッキリと体全体で感じている!

 

 だが、だが、だがッ!


「なぜ、死なねえええええええええええええええええええええええーーーッ!?」

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