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短編:詩&エッセイ

まだ、君が……。

作者: 尖角

この作品には、前があります。

ぜひ、そちらからお読みください。

→http://ncode.syosetu.com/n8682bz/








忘れられない。




あれから1週間が経った。



私は生理でもないのに、生理休暇を取った。



君が頭から離れない。






君の笑顔を最後に見たのはいつだったか?


覚えてはいないけれど、私は君の笑顔が好きだった。










君はなんで死んでしまったのかな?





何か悩み事があったのかな?



それとも、何か事情があってのことなのかな?



考えれば考えるほど、わけがわからなくなる中で、


私はもう、食事すら面倒なことに思い始めてきた。







































私も、両親を早くに亡くしていた。




私の親は、どちらもが癌。



父親は、私が高校生のときに。


母親は、私が就職をしてからすぐに。


どちらもが、若かった。



けれど、君は、聞いた話では、


中学生のころに両親を交通事故で亡くしたらしいね。





私と少し境遇は違うにしろ、


なんとなく似てるなって思った。









だけど、それを知った時には、


すでに君はこの世にはいなかった。







自殺。  会社の人が皆、驚いていた。





詳しい事情は誰も知らない。


「彼に悩みがあったなんて」 皆が口を揃えていった。









だけど、私は、もうどうでもよくなっていた。










君がいないこの世に、私の生きる価値などない。




君がいないこの世に、私の生きる希望などない。









私はただ、君だけを愛していた。




















けれど、この想いを伝える前に君は死んでしまった。





私にとっての唯一の光が、忽然と目の前から消えてしまった。

















私はその光を忘れることができなかった。


































お腹がすいた。





けれど、何も口にしたくない。







君が好きだった。






この想いはどこに消えてしまうのか。








まだ君が……。








私は忘れることなんてできない。



























































もうすぐ、会いに行くからね。



























































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