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原案

作者: 森乃 泉

 

 時代、近未来

 バーチャルリアリティのゲームが流行してる。



 主人公はA

 オタクの根暗でイジメられている。




 Aは、偶然ゲームを拾う。


 そのゲームは、全く知らないゲームで、試しにゲームをする。



 Aは、ゲームの中の世界で、理想の自分を作り上げる。


 現実から逃れ、ゲーム内で気の合う仲間と楽しく過ごす。



 最初こそ謙虚だった主人公はどんどん図に乗る。



 ゲームの世界では、想像した事が全て現実になるからだ。



 世界の全てが主人公の思い通りになる。



 容姿さえも。デブでヲタで弱虫だった主人公は、想像の力で、イケメン勇者に。


でも落とし穴があった。

 想像をリアルに変える力は、Aたち、プレーヤーの記憶を使っていた。


 想像が現実になるたびに、記憶のシャボン玉が体からでて割れる。



望みを叶えるたびに主人公は記憶を無くす。でもそれすら覚えていない。


 Aが仲間のプレーヤーの異変に気づく、数日前の記憶を無くす仲間。



 友人を心配するが突き放しされる。



 仕方なく、ログアウト使用とするが、いつの間にか出来なくなっていた。



 仕方なく、ゲームを続ける主人公、一方現実世界でも危機が迫っていた


 Aと同じゲームをしていた、人たちもログアウト出来ず、脳死状態判定を受ける者たちが。




 ゲームの世界でも、以前はクリアに思い出せた過去が何も思い出せない。

 

 

 想像力を駆使して幾つもの願いを叶えてきたAも、今は何一つ想像できない。



 現実世界では、献身的に介護してくれる家族。


 最後の希望をかけ、魔王の退治に仲間と挑む。


 Aは逃げ出すが、彼自身が作った魔王が追いかけてくる。



 Aが「消え失せろ!」と望めば魔王は消えるが、同時に記憶も消える。



 次々とあらわれる、魔王から、何とか逃げ切りある街にたどり着く。



 そこにいたのはプレーヤーのなれの果てが集まる牢獄の街。



 記憶を全て無くし想像できなくなった人間は、元の世界にも帰れず死ぬ事もなくゾンビの様に生きていくだけの存在に。


 この、悪魔のゲームは何人もの記憶を食べてきたのだ。



 その頃、現実世界ではAも脳死判定をうけてしまった。



 AをイジメていたグループのリーダーBが、喧嘩で刺され、移植を必要としていた。



 Aの臓器がBに移植出来る事がわかる。



 Bとその家族は、Aの家族を説得しようとすが、Aの家族はなかなか承諾しない。



 その時Bは、部屋にあったゲームを盗んでしまう。



 ゲームの世界では、自分の末路を知って元の世界に帰る方法を探すA。

 

 全ての記憶を無くしたら終わりだ。



 富も名誉もかなぐり捨てて、再生の旅に出る。


 ゲームの悪魔と最後の戦いがはじまる、黒い影がプレーヤーの姿になり襲いかかってくる。



 全ての記憶を使いはたし、倒れていく仲間。



 Aの姿に化ける悪魔と戦いそして、ついにAまでも………。



 現実世界でも、B家族により、説得が成功する。



 母親は、Aの手を握りしめ話しかける。



 ゲーム世界のAの手が光る………



 暖かい光だ、光に怯える悪魔。



 最後の希望の光は、光の剣となり、Aの手に握られた。



 悪魔を倒し記憶を取り戻すAとその仲間、そして世界中のプレーヤー。


 記憶を吐き出し弱っていく悪魔は、遂に小さな黒影になってしまう。



 留めを刺そうとするAに命ごいをする悪魔。



 悪魔を倒せば、ゲーム世界から出れなくなると言う。



 プレーヤーどうし、意見が別れるが、Aに判断が託された。



 Aは、全てのプレーヤーを現実世界に帰れる様にするなら助けると条件をだした。



 悪魔は、承諾しログアウトの文字が、全てのプレーヤーのログアウトを確認し、Aもログアウトする。



 Aが最後に見たのは、悪魔がBの姿になりニヤリと笑う姿だった。



 現実世界に無事帰れたAは…………

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