【011.ポイント確認】
続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。
眠りから覚めると、顔を洗った。
本当は、バスタブに浸かって、身体をさっぱりさせたいのだが。
今日は、地図のポイントの確認に費やすつもりだ。
最初のポイントに近づく。
地図上では、海の中にポイントされていた。
近づいていくと、傾斜道があり、そこから海へと降りていけた。
砂浜ではなく、岩がゴツゴツとしている。
海は穏やかなので、その場をチェックしてみた。
岩のところどころに潮溜まりがあり、覗き込むと、魚や貝などが取り残されていた。
満潮と干潮があるのだ。
今まで気付かなかったが、この惑星には、衛星があるのだろう。
衛星がなかったら、潮の満ち引きはない。
風ももっとあるはずだ。
取り残された魚介を捕まえて、バックパックの空きスペースに突っ込む。
今日の分を残して、水と糧食をベースに置いてきたのだ。
だが、今日は、このポイントの確認だけでいいだろう。
捕まえた魚介を調理して食べてみよう。
調理といっても、鍋やフライパンがあるわけではないが。
焚き火の囲いに平らな石がある。
その上に載せて焼けばいいだろう。
魚の内臓は、取り除いておくか。
念のために。
実際に食べてみると、糧食に飽きていたことも手伝ってか、うまかった。
海の塩分のおかげかもしれない。
捕まえた魚介のすべては、食べ切れなかった。
明日の朝食にするために焼いておく。
翌朝、排便をした。
下痢ではなく、ふつうの排便だ。
ゆうべの魚介は、問題がなかったようだ。
昨日の残りを温め直して、腹に収めた。
別のポイントを確認してから、昨日のポイントで魚介を捕まえた。
そうしたことを繰り返した。
ポイントの確認が難しい場所もある。
山中だったり、島の反対側だったりだ。
そういう場所には、水と食料を用意して、遠征した。
どうやらこの島は、もともと大陸だったようだ。
だが、何かがあって、分裂したらしい。
そうして、大陸からどんどんと離れていった。
それがこの島だったのだ。
証拠は、あちこちにあった。
とはいってもオレは専門家ではない。
必要があって、勉強した程度の知識だ。
オレの仕事は、そうした勉強が欠かせない。
決して、頭がいい訳ではないが、覚えるのは早い。
理解した訳ではない。
そうした知識が仕事に活かされれば、知識は脳に残る。
そのとき、初めて理解した、と言えるだろう。
ああ、そういうことか、と。
オレの知識のほとんどは、そういう風にして、記憶されている。
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