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落とされ人  作者: カーブミラー


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11/18

【011.ポイント確認】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。

 眠りから覚めると、顔を洗った。

 本当は、バスタブに浸かって、身体をさっぱりさせたいのだが。

 今日は、地図のポイントの確認に費やすつもりだ。


 最初のポイントに近づく。

 地図上では、海の中にポイントされていた。

 近づいていくと、傾斜道があり、そこから海へと降りていけた。

 砂浜ではなく、岩がゴツゴツとしている。

 海は穏やかなので、その場をチェックしてみた。

 岩のところどころに潮溜まりがあり、覗き込むと、魚や貝などが取り残されていた。

 満潮と干潮があるのだ。

 今まで気付かなかったが、この惑星には、衛星があるのだろう。

 衛星がなかったら、潮の満ち引きはない。

 風ももっとあるはずだ。

 取り残された魚介を捕まえて、バックパックの空きスペースに突っ込む。

 今日の分を残して、水と糧食をベースに置いてきたのだ。

 だが、今日は、このポイントの確認だけでいいだろう。

 捕まえた魚介を調理して食べてみよう。

 調理といっても、鍋やフライパンがあるわけではないが。

 焚き火の囲いに平らな石がある。

 その上に載せて焼けばいいだろう。

 魚の内臓は、取り除いておくか。

 念のために。


 実際に食べてみると、糧食に飽きていたことも手伝ってか、うまかった。

 海の塩分のおかげかもしれない。

 捕まえた魚介のすべては、食べ切れなかった。

 明日の朝食にするために焼いておく。


 翌朝、排便をした。

 下痢ではなく、ふつうの排便だ。

 ゆうべの魚介は、問題がなかったようだ。

 昨日の残りを温め直して、腹に収めた。


 別のポイントを確認してから、昨日のポイントで魚介を捕まえた。

 そうしたことを繰り返した。


 ポイントの確認が難しい場所もある。

 山中だったり、島の反対側だったりだ。

 そういう場所には、水と食料を用意して、遠征した。


 どうやらこの島は、もともと大陸だったようだ。

 だが、何かがあって、分裂したらしい。

 そうして、大陸からどんどんと離れていった。

 それがこの島だったのだ。

 証拠は、あちこちにあった。


 とはいってもオレは専門家ではない。

 必要があって、勉強した程度の知識だ。

 オレの仕事は、そうした勉強が欠かせない。

 決して、頭がいい訳ではないが、覚えるのは早い。

 理解した訳ではない。

 そうした知識が仕事に活かされれば、知識は脳に残る。

 そのとき、初めて理解した、と言えるだろう。

 ああ、そういうことか、と。

 オレの知識のほとんどは、そういう風にして、記憶されている。


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価、リアクションをお願いします。励みになりますので(汗)

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