【010.洞窟内】
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焚き木のひとつを持って、洞窟に入っていく。
松明の明かりのおかげで、中のようすがわかる。
前回は手触りだけで入ってきたが、洞窟は黒光りしていた。
表面は、凹凸はあるものの、比較的滑らかだ。
水辺に来た。
最初は、洞窟の底の部分に水溜りがあるだけだったが、進むにつれて、その水溜りが大きくなり、やがて、広い空間になった。
水は、池となり、透明な存在に。
思ったとおり、水深が深い。
それでも透明度が高く、水がなければ、そのまま落ちていきそうだ。
驚いたことに白い魚が泳いでいた。
ほんの3匹だが。
生き物がいるんだから、水は、大丈夫だろう。
持ってきたカラのボトルに、水を満たす。
これであと3日分になった。
それでベースに引き返した。
焚き火は、ボーッとする時間を与えてくれた。
それでも薪を追加することはなかった。
明日以降のために、炭を用意しておかねばならない。
本当は、火を絶やさずにいればいいのだが、そうすると薪が必要になる。
獣に襲われる心配は、今のところなさそうだから、そこまでする必要はないだろう。
襲ってくるとしたら、彼らがこのベースのまわりに柵をめぐらせていたはずだ。
あるいは、いるのだが、なんらかの理由で、こちらへは来れないのかもしれない。
どちらにせよ、安心して、眠れる。
糧食を食べて、水で口中をさっぱりさせると、眠った。
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