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双天の彼方  作者: 明希 光
第二章
21/23

19話 双天の片翼、相方の姉と喧嘩する

「黙れ。お前みたいなクソ女が昊の姉を自称するなんざ

おこがましい。」


陸も彼女に負けじと反論する。


「自称じゃないわ。私は正真正銘この子の姉

イレア・カティスラナよ。」


「だが昊はお前の魂が自身の中に混在している事は愚か。

お前という姉が居る事さえも知らない。

故に昊に姉が居ないも同然なんだよ!!」


周囲の人間を置き去りにして2人は口論を繰り広げる。




昊の姉を名乗るイレアは昊の双子の姉で

昊とは実の姉妹であるが。

イレアは産まれた直後に殺害され、

その魂は昊の中へと取り込まれた。


それにより。現在は昊の一部として存在している。

しかしその事実を昊は知らない。



というのも。その事実を知られたくない一心で

陸が完璧に隠蔽した事から。

全知の力を持つ昊であってもその事実を知る事が

出来ないのだ。

故に昊はそれが暴走に近い状態だと認識している。



「ああ。本当に忌々しい。あんたさえ居なければ。

この子と姉妹らしい関係を築けたというのに。」


イレアは怒りをぶつけるように陸に攻撃を放つ。


陸はその攻撃を難なく防ぐ。


「良いぜ。そっちがその気なら相手して…」


「いい加減にしろ!!馬鹿共!!」


陸の声を遮り、2人の間に割って入るティスタニア。




本来なら昊以外は彼女の声や姿は認識出来ないが。

ティスタニアが許可する事で認知が可能となる。

だが2人にとってはティスタニアなど取るに足らない

存在であった。


故に――


「邪魔よ。」


「どけ。」


そう言って2人は容易くティスタニアを退け、衝突する。


壁際まで追いやられたティスタニアは怒りを露わにする。


「対面したらすぐにこれだ。マジでいい加減しろよ。

あいつら。」


2人は犬猿の仲故に対面すれば。すぐに喧嘩という

名の殺し合いに発展してしまう。


「被害が出たら昊が怒るし。場所を変えるとしようか?」


陸は瞬時に亜空間を創造し、そこに自身とイレアを転送する。


「意外と気が利くのね?」


「昊に絶縁されるのは御免だからな。」


「何故?そこまであの子に固執するのかしら?

全てに置いて何の興味も無い貴方が。」


「昊は空っぽだった俺に陸という名を与えてくれた。

だからこそ昊は俺の生きる意味であり、俺の全てなんだ。」


その言葉にイレアはギリっと歯噛みする。


「本当に理解に苦しむわ。何故?貴方のような外道が

あの子の特別で居られるのかが。」


「そんなに嫌なら。俺を殺せば良いだろ?」


「言われなくとも。最初からそのつもりよ。」


そうして戦いの火蓋が切って落とされた。

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