第50話 盛大なる結婚式
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ピンキー視点
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魔王国に春が訪れ、優しい風が花の香りを運んでいた。
今日は特別な日―― 私とエリオス君の結婚式です。
朝からメイドさんたちによって、身を清めてもらって、さらに磨き上げられて、手の込んだ刺繍が入った純白のドレスと煌びやかな宝石によって着飾られていきました。
今、こうして着飾った自分の姿を鏡で見ると、少し大人びて見えますね。
魔王城の広間には信じられないくらいたくさんの人が集まっています。高い天井にはきらきらと光る魔法の花飾りが浮かび、壁一面には満開の花が咲き誇っていました。
花の配置について「もっと可愛く! いや厳粛さも……いや、やっぱり可愛さが大事!」と叫んでいたリンベルさんの努力の結果なのでしょうね。
周りの人は呆れてたけど、リンベルさんは真剣です。さすが、エリオス君のお母さん兼お姉さん兼部下です。
エリオス君はその真ん中で私の手をぎゅっと握りながら微笑んでいます。
「緊張してる?」
私が尋ねると、彼は少し照れたように答えた。
「いや、もう慣れた。お前がそばにいるからな」
その言葉に、私の胸も少しだけ暖かくなりました。
「偉大なる魔王と新たな王妃の結婚をここに祝福する!」
宰相セバスの力強い声が響き、魔王国全体が祝福の大歓声に包まれた。
「ばんざーい! ピンキー様、エリオス様ばんざーい!」
民衆の歓声に応えるように、聖鳥フェニックスさんが幻想的な火の舞を天空に披露しています。
「おめでとう! おめでとう!」
グリフォンさんは誇らしげに大きな翼を広げる。私は相変わらず彼のことを「ワンちゃん」と思っているけど、今日はその堂々たる姿が頼もしく見えました
「綺麗よ、ピンキーちゃん」
ドゥラメルさんも嬉しそうです。
「不死の知恵から言わせてもらうけど、あんたたち絶対幸せになるわよ~」
「ありがとう、ドゥラメルさん」
「んもう、照れちゃって可愛いんだから!」
オネエ口調の賢者にからかわれつつも、私は感謝の気持ちを込めて微笑みました。
宴ではたくさんの人たちがわたしたちを祝福してくれた。
リンベルさんとメイドたちは魔王様親衛隊の誇りをかけて豪華な出し物を用意していた。
「見て! 魔王様の成長記録映像!」
「さすが将軍、抜け目ないですね」
「かわいいエリオス様しか映ってないわ……」
こんな魔道具があったのですね。初めて見ました。小さいときのエリオス君もかわいいです。
あ、最近の記録には、私も映っていますね。いつの間に撮っていたのでしょうね。
「ピンキー様も素敵です!」
「……え?」
ファンになったメイドさんたちが目を輝かせています。
なんでも「ピンキー様親衛隊」もできたらしいです。
「ピンキー様、わたしたちも応援しますから!」
「う、うん……ありがとう?」
複雑な気持ちになりつつも、みんなの笑顔が嬉しかった。
宴が終わり、静けさが訪れた夜。わたしとエリオス君は星が輝く中庭で座っていました。
「ピンキー」
「なに?」
「今日、楽しかったか?」
「うん、とっても」
「……これからも一緒だな」
その言葉に、わたしはエリオス君の手を握り返しました。
「うん、ずっと一緒」
彼の頬が少し赤く染まる。
私にとってエリオス君は特別な存在だ。私の愛する人で、これから一緒に未来を作っていく相手。
角ウサギとして生まれたわたしが、エリオス君と出会い、愛を知り、人間に近い姿で生きるようになった。
「エリオス」
「ん?」
「ありがとう。私を見つけてくれて」
「……俺の方こそだよ、ピンキー」
静かな夜空に、二人の声が溶けて‥
淡い口づけを交わした。
それからも魔王国は平和で、幸せな日々が続いていった。
ピンキーだった私は、今や「魔王国の王妃」として生きている。
でも変わらないこともたくさんある。
エリオス君は相変わらず照れくさい笑い方をするし、リンベルさんは「可愛いエリオス様」を追い続けている。
私はそんな日常が大好きだ。
「ピンキー、行くぞ」
「うん!」
これからも私は、エリオス君と一緒に未来を歩いていく。
それが、私にとって一番の幸せだから。
―― 完 ――
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