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第44話 中途半端は嫌です

下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。

 

 ――――――――――――――――――――――――――――


 魔王 エリオス・ローエングラム視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 城へ戻ると、魔王国の民たちが次々と駆け寄ってきた。


「魔王様! ありがとうございます!」


「もう戦わなくて済むんですね!」


「これで子供たちも安心できます!」


 みんなの笑顔に、俺は思わず胸が熱くなった。ピンキーも「ププイ!」と誇らしげに鳴いている。


「これでしばらくは平和だな」


 リンベルも満足そうに頷いた。


 メイドたちも「これで魔王様親衛隊も活動再開ですわね!」と分からん事を言っている。

 親衛隊という組織は作ってないぞ? 近衛部隊の事か?


 ドゥラメルも「んふふ、私も久しぶりにゆっくり研究できるわ」と笑っている。


 だが、俺は胸の奥にわずかな不安を抱いていた。


 ……教皇グレゴリウス三世がこのまま引き下がるとは思えない


 あの狂気に満ちた教皇の瞳は、ただの戦争狂ではない。何かもっと恐ろしい計画が裏で進行している気がしてならないのだ。


「……ピンキー」


 頭の上の相棒が「プイ?」と小さく鳴いた。


「まだ終わりじゃないかもしれない。でも……」


 俺はピンキーを手に乗せて微笑んだ。


「おまえがいるなら、どんな戦いでも負けない気がするよ」


 ピンキーは「ププイ!」と力強く鳴いて、俺の言葉に応えてくれた。


 これが終わりではない。だが、俺たちならきっと次も平和を守れるはずだ。


「よし! 帰ってごはん食べようぜ、ピンキー」


「ププイ!」



 ――――――――――――――――――――――――――――


 ピンキー視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 ふっふふーん。昨日は沢山おいしい料理を頂けました。

 そして、今朝も十分においしいパンを頂けましたよー。やはり砦と呼ばれる場所よりもこっちのお城の方が色々と食材があるみたいですね。

 大変満足です!


 さぁって、昨日の後片付けをしておかないと駄目ですね。昨日は砂漠を移動させてしまいましたから、ちゃんと元の場所に戻しておきましょうね。


 では、エリオス君に一声かけて、お出かけです。


 えっ、付いてくるのですか? あまり面白くないと思いますよ。ってリンベルさんとドゥラメルさんもですか。

 あ、ドゥラメルさんって昼間もちゃんと動けるのですね。何となく骨骨さんだから夜にしか動けないようなイメージがありましたよ。


 では、ご一緒に行きますか。



 昨日、聖国の人間が押し寄せてきた場所に到着です。

 今は見渡す限り砂漠ですね。いや、砂丘ですかね。特に灼熱と言う訳でも無いですから砂が自然と集まって出来た土地なのでしょうかね。ちょっと不思議な場所です。


 まぁ、それは良いのですが、この砂を全て取り除いて、元の場所に戻しておきましょう。


 砂だけをイメージして――「プイ!」っと。


 はい。出来上がりです。砂だけ取り除きました。

 取り除いた後には、聖国の人たちの屍が沢山転がっています。


 うぁー、これは引きますね。何とも痛ましい現場となっていますよ。って私が犯人でしたね。

 しかし、わざわざ魔人族の国に来てまで、迷惑をかけたのですから仕方がないですね。


 うーん。この死骸はどうしましょうか? 私が収納して聖国まで捨てにじゃなかった。返しに行きましょうかね。

 エリオス君に聞いてみますか。


『これ、聖国に返す?』


「うーん。ドゥラメル、この死体要るか? rsンkjエpr@@アfhyドゥ@」


 ほうほう。ドゥラメルさんは確かに骸骨兵さんを使っていましたね。それの補充要員? 補修材料? になるのかな?


「dm環うpもvばwふぉあfjgjぱk@f」


「ピンキー、このままで良い。ドゥラメルが使う」


 あ、やっぱり使うのですね。


「v網じゃうあwl、m@あfjpfj……」


 ドゥラメルさんが何か呪文のような言葉を言っています。これはおそらく魔法ですね。

 すごいです! 死体が動き始めました。


 ……これはゾンビですかね。


 うっうーーん。私はあまり彼らが好きでは無いような気がしますよ。

 ちょっと、近寄りたくないですね。ひ、ひとまず。エリオス君の頭の上に乗りましょう。


 そうだ、砂を元の場所に戻さないと、急ぎましょう。いや急ぐ必要は無いのですが、とにかく行きましょうね。


『エリオス、行こう。ピンキー、あれ嫌い』


 エリオス君が、私を頭の上から降ろして抱っこしてくれました。そして優しく頭を撫ぜてくれました。

 ちょっと、気持ちが落ち着きましたが、とりあえずエリオス君の胸に顔は押し付けておきますね。


 エリオス君に抱っこされたまま、元々砂丘があった場所に運んでくれました。


 ふぃー。もう大丈夫です。奴らは見えません。たぶん、私は骨骨なら大丈夫なのですが、あの中途半端な状態のゾンビと言う感じは嫌いなようです。


 何てことでしょう。私にも弱点があったかもしれません。

 あの集団が来たら不味いです。見るのも嫌なのに、触ること何て出来るわけがありません。

 蹴るのも体当たりも駄目です。うっかり触られたら、本当に私が死にそうです。

 奴らが来たら、ひたすらエアーカッターで凌がないといけませんね。


 ドゥラメルさんとは喧嘩しないようにしましょう。



 それでは、砂を戻しておきますか――「プイ!」っと。


 はい。出来上がりです。元の綺麗な砂丘が戻ってきました。


 では、全て終わったので、お城に戻りますか。


 ん!


『エリオス、何か強いの来る』


 この感覚は、そうです! ワンちゃんです。えっとお名前は聖獣グリフォンさんですね。

 あれ、気配は二つですね。誰ですかね?


『聖獣グリフォンと何か来る』


「グリフォンと他に何かもう一体が向かってきているのか?」


「プイ!」


 私は大きく頷いた。


※ 作者からのお願い


「面白い」「続き読みたい」など思った方は、ぜひログインしてブックマークと下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。よろしくお願いします!


つまらないと思った方は、☆一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。


毎日更新できるように、頑張ります。

よかったら、他の作品も見に来てくださいね。

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