表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/50

第35話 勝負の舞台は魔王城へ

下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。

 

 ――――――――――――――――――――――――――――


 魔王軍幹部 リンベル将軍視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 力は何とか均衡しているが、ジリジリとした戦い。私も勇者も有効な攻撃は無い。


 私と勇者の組み合わせ、それと、部下のナジルと勇者の仲間達の組み合わせ、それらが近づいた瞬間、奴らの連携にしてやられた。

 勇者が突然、私の部下を攻撃し、勇者の仲間達が突然私に襲い掛かったのだ。勇者の仲間は残り三人。普通なら負けることは無いが咄嗟の事で対応が遅れた。それはナジルも同じだったのだろう。ただ、勇者相手に遅れを取ったのは致命的だった。


 勇者の刺突を受け、ナジルは、上半身を消し飛ばされた。


 私も仕返しとばかりに勇者の仲間の内、一人の首を飛ばし、もう一人も上半身と下半身に分断した。


 ……そこまでだった。最後に残った勇者の仲間が私にしがみつき、勇者がナジルを消し飛ばした突きを引き返し、石突き側で私の腹に攻撃を加えた。

 石突きが当たった瞬間、すさまじい熱を腹部に感じ……そこには、拳ぐらいの風穴が開いていた。


 勇者は顔色一つ変えることなく、そして戸惑いも無く、奴の仲間ごと私を串刺しにしたのだ。


 幸い、私にしがみついた奴がクッションになってくれたのか、私の体は穴が開くだけに留まった。ただ、穴の開いた私は体制を維持することは出来ず、勇者の仲間の死骸に抱き着かれたまま後ろ倒しに倒れた。



 ……うまく、抱き着いてきた奴の下敷きになったお陰で、勇者の奴は、私を倒したと思ったのか、私をそのままにして魔王城へと走って行った。

 良し、急いで回復しなければ!! 腹に穴が開いたぐらいで消されてたまるか!



 ――――――――――――――――――――――――――――


 魔王 エリオス・ローエングラム視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 ああ、気配が変わったな。これは勇者か。どうやら偵察チームを倒したのは、勇者だったようだな。


 リンベルも戻ってこない。これは厳しい状態だな。近接攻撃では俺より断然リンベルの方が強いのに。

 俺の場合は、大量の魔量を使った広域の攻撃魔法が得意だ。しかし範囲が広すぎて、自国で使うと味方も城も巻き沿いになるから、実に使い勝手が悪いのだ。本来は相手の国に行って殲滅させるのに向いているんだろうな。


 あぁ、それどころではない。これは近接で戦うしかないようだ。

 おい、リンベル、どうした! 何故、勇者だけが向かってくる。まさか、消されては無いよな!!


 城内にまで侵入される。城内を守っている弱い近衛師団には、もし、勇者が侵入したら、なるべく逃げろと伝えている。

 何故なら、それでなくても弱い近衛兵が、どう頑張っても勝てる相手ではない。余計な無駄死にするよりも逃げ延びて魔人族を殖やすことに貢献してもらった方が良い。


『ピンキー』


 思わず、念話でピンキーを呼んでしまった。さすがにまだ到着していないだろう。前に空を跳んでいる姿をみたが、あの方法でも、アズガバン砦からでは、まだ時間がかかる。


 城内が騒がしくなった。いよいよ侵入してきたか。


 ドーーン!!


 勇者の攻撃によって、謁見の間の扉に、人が通れるほどの穴が開いた。

 来てしまったか。だが、魔王である以上は、そう簡単には負けられん!!


 ザッシュ!! ザッシュ!!


 かろうじて原型を留めていた謁見の間の扉は、斬撃の音と共に、切り裂かれ崩れ落ちて行った。

 その残骸の向こうに、リンベルが現れた。


 おお! リンベル! 無事だったか!!

 ……いや、無事とは言え無さそうだな。

 魔量が随分と減っているようだ。これは不味いかも知れんな。



 ――――――――――――――――――――――――――――


 ピンキー視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 大きな部屋に繋がる、大きな扉が破壊されていますね。これは人間たちの仕業ですね。

 全く乱暴者で困った連中ですね。


 扉があったはずの場所を潜ると、そこには槍の勇者とリンベルさん、エリオス君が居ました。

 リンベルさんが怪我だらけですが良かった。間に合いました!!


 こう言う輩は、時間を置いたら何をするかわかりません。見つけたら即対応です。

 一気に間合いを詰めて「プ……ッ!」

 おっと、危ないですね。収納してしまおうと思ったら、急に槍を振りまわして叩いて来ましたよ。

 やはり、扉をあそこまで壊してしまう人だけの事はあります。乱暴者です。


 だから、思わず槍を蹴ってしまいました。うーん。これは不可抗力です。

 せっかく武器は壊さずに残しておこうと思ったのですが……あ! 槍先は無事だからセーフですかね!


 えっと、柄の部分は曲がっています。あ、あれ? 柄の部分は木の棒だと思っていたのですが、違いそうですね。

 あわわ。これ、もう使い物にならないですかね?


 あぁ、この勇者の人も困っているようです。まぁそうですよね。武器が無くなりましたからね。

 では、はい、さようならです。


「プイ!」


 あぁ、そうでした。この人、声を聞くこともなく収納してしまいました。

 どんな声の人だったのでしょうね。まぁ良いか! いつか聞くこともあるかも知れませんね。


 武器はとりあえず、エリオス君たちにあげましょう。

 ひょっとすると、使えるようになると良いですね。あの剣国の勇者が持っていた剣はリンベルさんが使っているみたいだし、弓はどうですかね使う人は居るのかな? そういう意味では槍の方が使い勝手が良かったと思うのですが、仕方がありません。


『エリオス これあげる』


『あ、ありがとう』


 あぁ、ひょっとして、もう使い物になりませんか。すみません。うまく収納できれば良かったですね。



 さて、お城の中の危険は取り除いたから、後は外に居た人たちの片付けです。

 ぱっぱっぱと、お片付けです!


『外 槍人間 捨てる』


『へ? あぁ外ね うん』


 ありゃ、うまく伝わらなかったようですが、何となく分かってもらえたようです。


※ 作者からのお願い


「面白い」「続き読みたい」など思った方は、ぜひログインしてブックマークと下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。よろしくお願いします!


つまらないと思った方は、☆一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。


毎日更新できるように、頑張ります。

よかったら、他の作品も見に来てくださいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ