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第34話 魔王城への疾走

下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。

 

 ――――――――――――――――――――――――――――


 ピンキー視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


前回倒した「剣の勇者」だけど、勇者が死ぬと、新たに別の人間が勇者に任命されるという不思議な(ことわり)で、すでに新たな「剣の勇者」が誕生しているはずだと教えてもらいました。

だから残る勇者は「槍の勇者」と「聖の勇者」、そして新しい「剣の勇者」ですね。


 ただ、剣の勇者は見つけにくいかも知れません。おそらくまだ、赤ん坊でしょうね。その赤ん坊が剣の勇者だと、どうすれば見分けられるのですかね?


 いや、いや。今はそれどころではりません。

 急いで戻らないと。


『ピンキー、魔王城、帰る』


『わかった。気を付けてね。槍の勇者は弓の勇者より強いわ』


『うん。行く』


 ケッシ―さんに挨拶を済ませて、そのまま、砦の窓から飛び出す。

 トン! っと地面に降り立つと、そのまま疾走を開始した。途中に城壁があったが、簡単にぴょんだ。

 城壁の外に出ると、もう、遠慮はしなくても良いですね。本気の大ジャーンプ!


 ぐんぐん、空を登って行きます。雲を突き抜けたところで反転して、今度は地上に向けて落ちていきます。たぶん、魔王城の手前に落ちると思うけど……ちょっと心配になってきました。飛びすぎていてお城を潰しちゃったら不味いですね。


 お、見えてみました。ああ、大丈夫そうです。お城は、まだ、ずいぶんと先でした。


 ズドーーン!


 はっは。着地の音とは思えませんね。とにかく無事着地です。では、このまま疾走です。

 空からも見えましたが、こちらからだとお城の反対側に人がたくさん居ましたね。


 ちょっとジャンプで行くと、人間なのか魔人族なのか分からないのに踏みつぶすとまずいですからね。

 おとなしく地上から行きましょうね。


 お城をぐるりと回り込むように走っていくと……あぁ、わかりました。


 こっちは人間で、あっちが魔人族ですね。今回は簡単です。服装が明らかに違います。

 人間たちは、おそろいの服を着ていますね。その一方、魔人族側、獣人も混じっていますが、そちら側の服装はバラバラです。体格も違うので、統一感は持たせにくいのですかね? いや、たぶん気にしていなさそうですね。


 さて、敵味方の判別がついたので、まずは簡単に蹴散らせて、そのまま城内に入って行きましょう。

 強い気配がここには無いので勇者は城内かも知れません。それなら長居は無用です。

 ひと当てして、放置していきます!


 一気に加速! 人間の集団目掛けて突撃。人間を次々と跳ね飛ばしていきます。


 そして、人間の集団を突破したので、軽く跳んで魔人族を飛ぶ越します。

 あ、手を振ってくれました。

 ふっふふ。

 魔人族の人たちに私は受け入れてもらっているのですね。


 城内に入るのも窓から失礼しますね。

 こちらは裏門の方なのですが、敵が攻めて来ているので、当然のように門は閉ざされていました。

 わざわざ、開けてもらうのも申し訳ないので、ジャンプして窓から入ることにしましたよ。


 城内も騒めいていますね。

 適当な人に「プイ、プイ?」って問いかけると、次々と指で指示してくれます。

 ……通じていますよね? まさかトイレの場所を教えてくれていないですよね?


 大きな部屋に繋がる、大きな扉が破壊されていますね。

 これは人間たちの仕業ですね。

 全く乱暴者で困った連中ですね。


 扉があった所を潜る……良し! 間に合ったようです!!


 ――――――――――――――――――――――――――――


 魔王軍幹部 リンベル将軍視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 くっそ! この前、ピンキーが弓の勇者を倒したというか捕まえたところなので、安心していたら今度は、槍国の連中が怪しい動きを始めた。

 人間どもは、ある程度の間隔で攻め込んでくる。おそらく魔石が不足してきて、それを補うために我々を狩りに来るのだろう。今回の進撃も同じだろう。

……しかし、いつもより、周期が少し短い気がするが。


 偵察部隊を出して、様子を確認させる。



 しばらくして、偵察部隊が戻ってきた。

 ふむ。敵の人数は、今までと変わらない。戦って倒した魔人族からとれる魔石を回収して行くつもりなのだろう。

 奴らにとっても魔石の価値は、人の命と同じぐらい高いのかも知れないが、如何せん、奴らは簡単に殖える。それに比べて我々は、そう簡単には殖えないのだ。

 このままでは、いつか魔人族も絶滅に追い込まれるだろうな。


 過去にドワーフやエルフといった種族が人間どもによって絶滅させられたように。


 彼らにも問題はあったとは思う。どちらも閉鎖的で排他的な種族であったため、我々の忠告に耳をかさず、互いに連携することなく、集落ごとに襲撃を受けて、ようやく気が付いた時には、すでに遅かった。そのまま、絶滅に追い込まれていったのだ。


「リンベル将軍、偵察部隊の事で、お耳に入れておきたいことが」


 偵察部隊を束ねている者から、敵の主力以外にも何か敵対するものがいる可能性があるという情報が入った。

 それと言うのも、偵察に向かったチームの一つが戻ってこなかったというのだ。


 ただの人間相手に偵察チームが一つ丸ごと負けるとは思えない。一人ぐらいは逃げ切れるはずだ。

 これは、何かあるな!


 消えた偵察チームの場所の方面に改めて偵察チームを派遣した。



 またしても、連絡が途絶えた。


「これは、私が出るしかないか。一応、ピンキーに連絡を入れておいてくれ」


 部下にピンキーへの連絡を依頼すると、私は二人ほど連れて連絡の途絶えた場所に向かった。

 そうして、途絶えた原因は判明した。そこに居たのは槍の勇者とその一行だった。


 はぁぁ、またか! また勇者なのか!


 剣の勇者よりはマシだが、それでも十分強い、部下の一人は城に戻らせ魔王様に報告させる。

 もう一人と私で、奴らを止める!


 私が勇者の相手をしている間に、部下は周りの人間を倒す予定だったが……周りの奴らも、勇者の仲間だけあって強い。一進一退を繰り返しつつも、ジワリジワリと敵の数を減らしていく。

 私も、何とか勇者を相手に粘る。


 槍先の動きを読み、剣ではじく、リーチでは不利なので、槍先が流れた瞬間、勇者の懐に飛び込んで撫で斬りをしかけるが、勇者も簡単に斬らせはしない。バックステップでギリギリ躱す!

 間合いが槍の間合いになったと思った瞬間、刺突、そしてそのまま連続突き。

 息もつかせぬ、連続突きに対し、何とか剣で槍先の軌道を逸れせ、致命的な攻撃を避けるが、体には沢山の裂傷が刻まれていく。


※ 作者からのお願い


「面白い」「続き読みたい」など思った方は、ぜひログインしてブックマークと下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。よろしくお願いします!


つまらないと思った方は、☆一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。


毎日更新できるように、頑張ります。

よかったら、他の作品も見に来てくださいね。

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