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第31話 弓国の悲劇

風邪で熱があるので、今日と明日はショートでお送りまーす

面白かったら、ブックマークと下の☆☆☆☆☆を

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 ――――――――――――――――――――――――――――


 弓の勇者 副官リース視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 まずい、馬たちも俺たちも休息が足りない。俺たちはまだ何とかなるが、馬はそうはいかない。無茶をさせると本当に心臓が止まってしまう。

 もう全速力は出せないが。それでも何とか無理をさえて、駆け足で走らせる。


 しばらく走って、速足まで速度を落とす。するとピンクの化け物がやって来る。駄目だ、また一人飛ばされた。

 また駆け足まであげて走らせ、しばらくすると速足に落とす。すると、またピンクの化け物が現れる。


「クソ! 何なんだ、あの化け物は! 何で付いて来やがる!」


 ソグルが唸るように言い放った。


「副官、このままでは馬が持ちませんよ。二手に分かれますか?」


 ソグルの言ったことは、半数を犠牲にして、残りのメンバーで逃げ切ろうと言っているのだ。

 この場合、俺とソグルそれぞれが半数づつ兵を率いて別々に逃走するのだ。ピンクの化け物がどっちを追いかけるかは運しだいだ。


 追いかけれた方は、馬は疲労で潰れ、その後人間も助からないだろう。


 やむを得ないか。二手に分かれるという指示を出そうとしたとき、前を走っていた馬が、足をもつれさせるようにして倒れた。

 当然乗っていた兵士は投げ出された。打ち所が悪かったのか、地面に倒れたまま動く気配はない。


 しまった。判断が遅すぎた!


 慌てて速度を落としたが、既に、馬の体力と心臓、足への負担は大きく、そのまま横倒しに倒れる馬が出てきた。


 馬に乗っている状態で下手に投げ出されるよりは、自力で歩いたほうが良い。


「総員、下馬! これより徒歩だ! あ! 化け物が!!」


 全員に馬から降りて歩いていくことを命じた途端、ピンクの化け物が姿を表した。


 っく! これまでか!


 んん? な、なんだ、馬が、馬が消えた! ピンクの化け物が喰ったのか?

 まさか、勇者様も喰われたのか!?


 い、嫌だ! 兵として戦って死ぬなら、まだ納得がいく。しかし食料として喰われるのは嫌だ。


 何とか全員を奮い立たせ、徒歩での撤退に移る。……どういう訳かピンクの化け物がついてこない。

 これは、先ほど喰らった馬がまだ消化できていないのかも知れない。


 しめた! 今がチャンスだ。



 その後も俺たちは歩き続け、何とか国まで戻ることが出来た。馬が喰われるまで、相当な距離を馬で走れた事が大きい。

 そして、その馬が喰われている間に逃げることが出来たのも大きかった。

 あれらの事が無かったら、果たして、この人数が生き残れただろうか!? まだ我々の武運は尽きていない。


 ……残念だ……尽きていないと思ったのは、気のせいだったようだ。



 ――――――――――――――――――――――――――――


 ピンキー視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 あぁーー、やっと着いたようです。

 これが「弓の国」ですかね。『エリオス』君たちの言葉では『弓国』というようですね。

 では、ここまで案内してくれた人たちとも、お別れです。


 ぱっぱぱっと片付けて。うん、これでよし! では観光に行ってみますかね。


 この前の『剣国』よりもはるかに大きいですね。ひょっとすると、この前に行った街は『剣国』の地方都市の一つだったのかも知れませんね。そして、おそらくここは『弓国』の首都ですね。

 だって、すっごい大きなお城がありますからね。

 これは『エリオス』君たちの住んでいるお城よりもはるかに大きいです。


 では、街中はどのような感じですかね。さっそく突撃です。



 ほうほう、何やらいい匂いがするところがありますね。まずは腹ごしらえです。

 はい、はい。ちょっと失礼しますよ。

 えーっと、お金は持っていないですが、少し味見させてくださいね。


 ふむふむ。おいしいですが、ちょっと味が濃いですね。やはり私が魔物だからか濃い目の味は苦手なのかもです。


 へぇー、人がいっぱい居ますね。あ、剣とか槍とか持っている人が来ました。

 あー、ひょいっと! 少し蹴飛ばしてあげると大げさに飛んでいきました。この人たちは、さっきの馬に乗っていた人より遥かに弱いです。


 あ、そうそう。今回は私、ちゃんと暴れる気持ちで来ているのですよ。

『ケッシ―』さんを怪我させたのは、この国の人たちだって知っていますからね。


 それなのに、さっきも攻めて来たのですから……

 当然、皆さんも仕返しされるのは、覚悟の上ですよね!


 では、攻撃開始です!!


 まずは、全速力で街を縦断です!! 次は横断でーーす!

 そしてジャンプ、ジャーンプ!


 ふっふふ。楽しくなってきましたよ。あっちこっち走り回ります。

 ぐるぐるぐるーー! ぴょん、ぴょん!

 あ、そっれ。ぐーるっぐるー! ぴょん、ぴょん、ぴょーん!


 お城も蹴飛ばしましょう。よいしょっと!



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つまらないと思った方は、★一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。

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