第22話 お勉強! 難しい!!
すみません。気が付くと日を跨いでいました。
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ピンキー視点
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ありゃ、グリフォンさんは空高く帰ってしまいましたね。もっと色々と知りたかったのですが、言葉が通じないと、やはり難しいですね。
おっと、そうだ。さっきのグリフォンさんがピカってやった事でテレパシーが出来るようになったと言う事は何か魔法を使ったのだと思うのですが、私の状態に何かの変化があったと言う事ですよね。
随分、見ていませんでしたので、久々に見てみましょう。
「ステータスオープン!」
えっと、あれですね。数値は変化が無いですね。それはそうですよね。全部9で埋め尽くされているので、カンストと呼ばれる状態ですよね。
変化があるとすれば、スキルとかですかね。元々あった収納以外に増えているのは……念話?
これですね。テレパシーではなく念話と言うのですね。ただ、惜しいですね。私は、こっちの言葉が理解できていないので少しイマイチですね。まぁ私から『エリオス』君とか『リンベル』さんとかに呼びかける事は出来るようになりましたけど、メリットとしては、やはりイマイチですね。
この念話と言うのは、『聖獣グリフォン』さんがくれたのですかね?
お、何か追加されています。加護!? 「聖獣グリフォンの加護」とあります。
あぁ、なるほど、グリフォンさんと勝手に呼んでいましたが、本当にグリフォンさんなのですね。しかも聖獣さんですか!
ん? えっと、私って魔獣ですよね。何が違うのでしょうね?
まさか! 空を……いや違うか、私も飛べないけど、跳べますからね!
うーん。分かりませんね。
そもそも私の場合は、聖獣と魔獣を分ける何らかの基準や法則があったとしても死神さんたちによって作られた者だから、そんな法則を無視しているかもしれませんね。
その夜、『エリオス』君の部屋で、お勉強会が開催されました。『机』とか『椅子』とか『ベッド』とか、『エリオス』君のお部屋にある物の名前を教えてくれたのです。
ふむふむ、名詞は簡単ですね。ひたすら記憶するだけです。何度か頭の中で繰り返して覚え込んでいきます。問題は文法ですね。これはどうすれば分かるのでしょうね。とっかかりさえも無い状態では難しいです。
名詞は分かったので、それに動作を加えて動詞の位置と、いくつかの動詞を覚えますかね。
私の動きとかジェスチャーで正しく伝わっていれば良いのですが、ちょっと心配です。
では、「持つ」でもやって見ますか、あぁ、教わった物で小物が無い……机を持ち上げたりしたら、引き出しの中身が出ちゃいそうだし、ベッドも持ち上げるのも、ちょっとねぇ。
うーーん。仕方がありせん。違う動詞にしましょう。「乗る」はどうですかね。
まずは、『椅子』、ふむふむ、伝わっているね。そこで、ぴょんっと。これは何ですかね? って首をかしげる。
……あれーー? 伝わらないですかね。
次は『机』、ぴょん! やはり机に飛び乗って、首をかしげて見るが、『エリオス』君も同じく首をかしげています。
えぇ? 首をかしげる動作の意味は伝わっていると思うのですが、何故か通じません。
『ベッド』、ぴょんっと……うーーん。駄目ですか、伝わりませんね。これは『リンベル』さんがいるときの方が良いですかね?
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魔王 エリオス・ローエングラム視点
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名前などは伝わったようだから、次はもっと別の物の名前を教えてみよう。
えっと、まずは俺の部屋にある物の名前から試してみよう。
おお、机や椅子、ベッドなど家具の名前を教えてみたが、これはすんなりと覚えてくれたようだ。
え? 何だ、何か言いたげなんだがな??
「椅子」
おお、そうだぞ! やはりピンキーは賢いな、一発で覚えたぞ。うん、うん。君が乗ったのが椅子だ。えっ……なぜ、そこで首をかしげるのだ?
うん、椅子であっているぞ。
おかしい、何かうまくかみ合っていない気がする。
「机」
えっと、そうだな。机だな、うん合っているぞ……まただ、なぜ、首をかしげるのだろう?
俺の頷くという行為は「そうだ、あっている、うん」とか肯定する意思表示だとは思っていないのだろうか?
聖獣グリフォンとのやり取りで、首をかしげるという行為は疑問に思っているとか、分からないとかの意思表示だというのは理解していそうなのだが、まさか、頷く行為は違う意味があるのだろうか。
「ベッド」
「うん。そうだよ。ピンキー」
言葉で肯定してみるが、やはり首をかしげている。うーーん。これは何を意味しているのだろうか?
頷くという行為に疑問は無いようだな。ベッドの上に乗って、やはり首をかしげている。
分からんな……
これは、リンベルに相談した方が良いのかな??
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