第21話 ついに会話が!!
あ、あぶない!! 何とか今日も更新出来ました!!
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ピンキー視点
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わ! 何でしょうか? ワンちゃんが吠えたと思ったら、急に強く光りました。
んん? それでも目が眩むと言う事はないですね。何とも不思議な光でしたが、一体何があったのしょうね。
『gにぱうーあふp@あdwm@p』
うわ、頭の中に何か声が聞こえました。これはテレパシーのようなものですかね。急に聞こえるようになったから、ワンちゃんが、何か魔法のようなことをしたのですかね?
おっと、そうです。何を言っているか分からないけど、ちゃんと聞こえていますよって意思表示はしないといけませんね。
『えっと、すみません。こっちの言葉が分からないのです……』
これで通じたのでしょうか?? 頭の中で答えたつもりですが。ところで、先ほどの声は、こちらのワンちゃんですかね。
あ、ワンちゃんじゃなかった。グリフォンさんですかね?
『んしえぬpん@あfpmhyhsピンキー』
ん? これは『魔王様』君の声ですね。そして最後に『ピンキー』と言ったのは聞き取れましたよ。
『ピンキー』と『魔王様』と『リンベル』はそれぞれの名前のはずなので、それだけ言ってみましょう。
『ピンキー、魔王様、リンベル』
どうですかね? おお、『魔王様』君が嬉しそうに反応していますね。やはりこのテレパシーなら私の声を届ける事が出来そうです。ウサギの声帯だけでは「プイ」としか言えなかったので大きな進化です!
『dfmくじゃrwもい』
『ふぇmぽうrなぺんt、えおdhま、すてむjdべおl』
何か、『魔王様』君とグリフォンさんがお話しているようです。
この調子なら、言葉を学べばコミュニケーションが取れるかも知れませんね。
『魔王様、エリオス』
ん? どういう意味かな『魔王様』君が自分の名前に続けて『エリオス』と言ってきましたが、その『エリオス』というのが何か分かりません。わからないと言うのが伝わりますかね?
『エリオス』
これで、首をかしげて……伝わりましたか? さきほど、グリフォンさんも首をかしげる動作をしたので、これは分からないという意味だと思うのですが。
うーーん。『エリオス』と言いながら自分を指してします。これは『魔王様エリオス』と言う名前だと言っているのですかね。
『魔王様エリオス』
あぁ、何か違うっぽいです。では……
『エリオス』
お! これで正解のようです。彼の名前は『エリオス』と言うらしい。そうなると『魔王様』と言うのは何でしょう? 確か『リンベル』さんは『魔王様』と呼んでいたのですが、ひょっとすると、「息子」とかと同じ意味ですかね? うん、それなら分かりますね。私が「息子」って呼ぶのは変ですよね。
そうなると、ついでに、グリフォンさんの名前はあるのでしょうか? 自己紹介すれば通じますかね。
『ピンキー』
グリフォンさんの方を見ながら、自分を指して名乗ってみました。
お、やはり、ちゃんと理解してくれたようです。
『聖獣グリフォン』
ほうほう、分かりましたよ。ちょっと発音が難しいですが『聖獣グリフォン』ですね。覚えておきます!
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魔王 エリオス・ローエングラム視点
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「これでどうだ。言葉は通じるか?」
聖獣様の声が俺の頭の中にも聞こえているが、おそらく彼女の頭の中でも同じように聞こえたはずだ。
『もlヴ9ぬp@@ふぇ@』
あ、これは駄目そうだ。しかし、やはり何かしら言語を操ることは出来るようだ。
「俺の声も、同じく理解は出来ないのか、ピンキー?」
ん? 今、反応が変わったようだ。何か考えているようだから、何か理解できたのだろうか?
「ピンキー、魔王様、リンベル」
おお!!! 意味がある言葉が返って来たぞ。やはり彼女の知能は凄いぞ!
「魔人族の王よ。言葉の意味は理解していないようだが、名前などは憶えていたようだな』
「そのようです。リンベルと言うのはピンキーも会ったことがある私の部下の名前です。おそらくリンベルが私のことを魔王様と呼んでいるの、私の名前を魔王様と思っているのかも知れませんね」
それでは、改めて名前を伝えてみよう。ただ、余計な言葉入ると区別がつかなくなるだろうから、簡潔にだな。
上手く行けば、俺の事も名前で呼んでくれるかも知れないぞ。
「魔王様、エリオス」
こ、これでどうだ!
首をかしげている。うーーむ。エリオスと言うのが名前とは分からなかったか??
では、もっとシンプルに自分の事を指さして。
「エリオス」
これで伝わったか??
「魔王様エリオス」
あぁぁ、惜しいような遠くなったような!!
「エリオス」
うぉっしゃ!!
ついにピンキーが俺の名前を呼んでくれたぞ。いやーリンベルだけ名前を呼んでもらっておいて、俺には魔王様だったら悲しいもんな。いやー良かった!
あ! いかん、いかん。今は念話を繋げているから、しょうもないことまで聖獣様に漏れると、ちょっとカッコ悪いからな。
あ、何か聖獣様とピンキーも話している。おお、自己紹介をして相手の名前を聞き出したのか、なかなか、社交慣れしているな。
「ふむ、これでは詳しいことを聞くことは難しいようだな。魔人族の王よ。この者に言葉を教えてやってくれ。一年後ぐらいにまた訪れる。その頃には少しは会話が出来るかもしれんな」
「は! 聖獣様、ピンキーと会話が出来るようにしてくれて、本当にありがとうございました! 次回お越しになるまでに、言葉を教えておきます」
聖獣様は、軽く頷くと念話を切断されて、また空へと舞い上がってしまった。どうやら魔獣の森の方に向かうようだ。あの森は我が国内ではあるが、王城よりも、やや北よりに位置する木々が生い茂った場所だ。この森の先には人間族の聖国が広がっている。
幸いなことに、聖国でもこの魔獣の森を取り抜けるのは出来ぬようで助かっている。
おっと、それどころでは無い! せっかくピンキーと話が出来るようになったのだ。色々と言葉を教えてあげないとな!
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聖獣 グリフォン視点
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あの、ピンキーと言うものは何者なのだろうか? 全く分からん。魔人族の王にも言ったが、魔獣では無いことは確かだ。俺の知識では分からん。
長寿のフェニックスにでも聞いてみるか、彼女なら何か分かるかも知れんな。
それにしても、あの魔人族の王、よっぽどピンキーと話せたことが嬉しかったのだな。色々な声がダダ洩れだったが、聞こえていないふりをするのも限界だったぞ。
もう少し逃げるのが遅かったら、あの場で笑い転げるところだったな。さすがに、それはカッコ悪いからな。
まぁ気長に調べるとするかな。
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