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第20話 ワンちゃん参上!!

下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。

 

 ――――――――――――――――――――――――――――


 ピンキー視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 私を誘拐した三人組と偉そうな人を『リンベル』さんに会わせたので、きっと説明してくれたと思います。『魔王様』君も安心してくれたようなので、再び大きなお城へ帰ってきました。


 平和です。あれから、数日経ちましたが、平和な日々を送っています。

 ただ、『リンベル』さんはどこかにお出かけしているようで、私は『魔王様』君と一緒に過ごして居ます。


 やはり、平和が一番なのですが、少し、困ったことが起きてしまいました。それは、先日の事です。

『魔王様』君付き添って、中庭を散歩していると、空が急に暗くなったのです。


 ん? 空を見上げると、大きなお腹が見えます!?


 咄嗟に『魔王様』君を収納して、飛びのくと、金色の塊……あ、ワンちゃんです。

 あの時、街で捕まっていたワンちゃんが、なぜか空から降ってきました。


「プイ!」


『魔王様』君を出してあげると、やはり驚いています。はっはは、そりゃそうですよね。気が付くと目の前に大きな犬がいるのですから、しかし、この世界の犬は大きいですね。…いや、本当に犬ですかね? 背中に羽がありますよ……街で見たとき、無かったはずですが??

 暫く合わないうちに生えたのですかね。それに色も街にいるときは茶色だったと思うのですが、今では金色ですね。

 これは、汚れていただけの可能性はありますけどね。


 ただ、この姿は、何処かで見たことがあるような。えぇーっと、前世で……あぁ何でしたっけ、何かで見たような気がしますが思い出せません。

 ライオン!? いや違いますね。

 あ、そうだ! 映画です……グリフォンです! 伝説上の生き物ですね。


 この世界では、この子も魔獣なのですかね? ひょっとして、魔獣同士だと言葉が通じたりしませんか?


「プイ、ププイ?」


 うーーん。首をかしげましたね。どうやら通じないようです。私の言葉はウサギ語ですかね? ところで、この子は何でここまで来たのでしょうか? おそらく、私よりも犬の方が鼻が良さそうなので、きっと匂いを追ってここまで来たのでしょうけど。

 グリフォンって犬でしたっけ? いや、いや、ライオンかな? と言う事は犬では無くって猫ですね。……うん、猫は無理があります。


 そんな、どうでも良いことを考えていると、お城から兵士たちが、やってきました。


 あれ、『魔王様』君がグリフォンに何やら話しかけていますね。いやいや、たぶん駄目ですよ。グリフォン語じゃないと通じないと思いますよ。

 ……?? グリフォンは何もしゃべって居ないのに、『魔王様』君は何やら頷いています。えっと、あ! 分かりました。ゴッコ遊びですね!

 きっと、会話が出来ている設定なのですよ。可愛いですね!



 ――――――――――――――――――――――――――――


 魔王 エリオス・ローエングラム視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 うわ!! な、なんだ!?


 何が起きた。俺は、今さっきまで心地よい日差しの中、ピンキーと中庭を散歩していた。まぁ散歩と言っても歩いているのは俺だけで、ピンキーは俺の頭の上で座っているだけだがな。いきなりピンキーの「プイ!」という鳴き声が聞こえたと思った次の瞬間、俺は、自分の立っていたはずの位置から横に少し移動し、目の前には大きなグリフォンが立っていた。


 位置が移動しているのは理解できる。これは、ピンキーの魔術だよな。最近分かってきたが、この魔術は対象となるものを一時的にどこかに隠せるのは無いかと思っている。そして隠された側は、その時から意識を失って動けなくなる。そして、隠し場所から出された瞬間、再び意識も戻って動けるようになる。


 おそらくグリフォンが来たので、一時的に俺を隠して、危険性が無いと判断したから出してくれたのだろうけど、いきなりグリフォンの目の前と言うのは驚くから、出す場所をもう少し顧慮してくれると助かる。


「プイ、ププイ?」


 お、ピンキーがグリフォンに話しかけているようだ。可愛いな。魔物と聖獣で言葉が通じるとは知らなかった。


『そこの魔人族の王よ。この角ウサギに似た者が何を言っているか分かるか?』


 聖獣様が念話で、俺に話しかけてきた。


「えっ! 通じているのかと思ったら、通じていなかったのですね!! すみません。私も分からないのです」


『はっはは。そうだったのか。てっきり魔人族とこの角ウサギに似た者は通じているのかと思ったぞ。まぁ良い、この者には大変世話になった。お主は知らぬかもしれぬが、この先にある人間どもの街で捕まっていたのだが、それをこの者が助けてくれたのだ。お主、この者が何者が知っておるか?』


 背中に冷や汗が流れる。流石に成体の聖獣が持つ威圧感が半端ない。それに、とてつもない魔量だ。魔人族など足元にも及ばない。

 それは単純に戦闘力だけで言うと、全魔人族を集めても、この聖獣様には勝てない。


「い、いえ、それが私たちも理解できていません。先ほど聖獣様もご覧になったかと思いますが、不思議な魔術を使って物や人を隠したり出したりも出来ますし、とてつもなく強いようです」


『ふむ。そうであったか。そうだな、この者は、高度な知性と倫理的判断が出来る理性を持っているようだ。これは魔獣には無いものだ。そうなると、この者は魔獣でも無ければ、姿形から、当然、人間族や魔人族でも獣人族でもない。残るは聖獣と言う事になる。しかし、このまま意思の疎通が取れぬのも面倒だな。どれ、念話の術を授け、この者の意思が、何処にあるか確認してみるのが良いかも知れんな』


 聖獣様は、そう言うと聖霊術を使い始めた。聖霊術は我々の扱う魔術とは体系が異なっており、聖獣様しか扱えない術だ。これは俺も詳しくは分からない。

 そもそも、聖獣様が此処までコミュニケーションを取って来たというのは聞いたことが無いし、我が魔王国の古文書でも見かけたことはない。


「グォン!!」


 うぉっ!!


 聖獣様の一吠えで、雷が落ちて来たかの如く、辺り一帯を強い光が覆った。



※ 作者からのお願い


「面白い」「続き読みたい」など思った方は、ぜひログインしてブックマークと下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。よろしくお願いします!


つまらないと思った方は、☆一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。


毎日更新できるように、頑張ります。

よかったら、他の作品も見に来てくださいね。

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