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第17話 おや、散歩ですか?

下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。

 

 私をさらった三人組も捕まえたし、ぼちぼち帰るとしますか!


 ぴょーん、ぴよーーんっと。

 あまり街中で派手な動きをしては、面倒なことがおきそうだから屋根から屋根へと飛び移って来たのですが……やってしまっていましたね。

 私の通って来た方向を見ると、家屋が倒壊していました。あぁぁ、何て事でしょう! 本当に軽く跳んだつもりでしたが、どうやら私は家を踏みつぶしながら進んでいたようですね。


 ちょっと、いや、だいぶんマズいですね。


 あっ! よく見なかったですが、あの偉そうな人が住んでいた大きな屋敷も壊してしまいましたかね? ちょっと心配になってきました。

 様子を見に行きましょう。


 はい、今度は学習して地面を走ることにしましたよ。ただ、ちょっと道が分からなくなって、ついつい焦ってしまって、グルグルと色々な道を走り回ってしまいました。


 ……あぁ、また人間たちに嫌われることをしてしまいました。この街の道は狭いのです。そして入り組んでいるので、走ってスピードが出てしまうと急には曲がれないし止まれないのですよ。ど、どうしましょう。街が半壊しているような気が……


 そして、迷子です。あの屋敷は何処でしょうか? こうなっては仕方がありません。やはりジャンプして、空から見てみましょう。


 よいしょっと!! あ、跳びすぎましたが――えっと、あ、ありました!!


 良し! このまま真っすぐ行けば付きそうですが、真っすぐに行ける道はありません。……すみません。もう、今更ですが、直進させてもらいます。

 絶対に道沿いに進むと、また迷子になります。それだったら、直線状にある家には迷惑をかけてしまいますが、直進した方が被害が少ないと思ってしまいました。


 うーー。ごめんなさい!!


 どかどかと、屋敷に向かく途中にあった家屋などを突っ切りながら、ようやく屋敷に到着しました。

 ふぅーー。良かったです。倒壊はしていないようですね。一応、中も見ておきますか!


 ん? この建物は何でしょうか? 屋敷のすぐ横に蔵のような建物、倉庫ですかね??

 ちょっと、気になるので覗いてみましょう。それと言うのも、窓は鉄板で塞がれ、扉も大きな鉄の扉です。

 まぁ当然ですが、鍵がかかっているようです。


 ふーむ。


 壁の材質なのか加工技術なのか分からないですが、突っついた感じ、普通の家屋の壁よりも硬そうですね。仕方がありません。ちょっと力を入れて叩いてみますか。


 よいしょっと!


 うん。簡単に……壁一面が壊れてしまいました。あ、あれ?? 私が出入り出来る程度の穴を開けるつもりでしたが……まぁ良しとしましょう!


 お、おお!! 何か大きな動物が居ましたよ。君はどちら様で??


 えっと、そうそう。車一台分ぐらいの大きさですかね。あ、出ます? そうですよね。こんな大きな体なのに、狭い小屋に入れられて可哀そうです。出してあげましょうね。


 うん、変な首輪まで付けられて……まさか、この子、この世界の犬じゃないですよね! でもペットだとしても虐待です。よし首輪も外してあげますね。


 ぷちっと!


 うん、うん。これで良し! さぁこれで君は自由ですよ。おお、はしゃいじゃって。うれしいですか。

 あれ、このワンちゃん、口から火を吐くのですね! ちょっとカッコいいかも!!

 あ、屋敷に八つ当たりしちゃあ駄目ですよぉーー。


 あぁぁ。こ、これは私の所為では無いですよね??


 えっと、私は何も見ていません。で、では私は、この辺で失礼しますね。ワンちゃん。まったねーー。


 ジャーーンプ!!


 あ、また、やってしまったかも……私のジャンプが止めとなったようで、屋敷が火煙を上げながら倒壊してしまいました。

 ワンちゃんは、お散歩ですかね。嬉しそうに街中で飛び跳ねています。炎を出しながらですが……


 もう、本当に帰ります。この街の人たちからすれば、私は極悪ウサギになってしまいました。二度と来れない気がしますよ。



 地面に着陸したときは、イノシシの血の匂いを確認して、迷子にならないように気を付けています。ここで、迷子になって、先ほどの街に戻るのは気が引けますからね。

 ジャンプを繰り返しながら跳んでいると、見覚えのある小さい方のお城が見えてきました。

 ああ、良かった。無事に到着できそうです。


 おお、花火だ! いやいや、攻撃の魔法でしたね。

 うーん、でもこれは何か合図のようですね。私を狙っているようには見えないし。ただ、闇雲に魔法を撃ったりもしないでしょうから。

 一旦、地上を走って近づいてみましょう。


 ああ、あの子供とお母さんです。良かった再会出来ました。こんなところまで散歩ですか??

 ふっふふ。分かっていますよ。私が心配になったのですね。ふわっと子供に抱き着いて上げると、すっごく嬉しそうに笑っています。


 はい、はい。何を言っているのか分かりませんが、『ピンキー』と言う言葉が混じっているので私の事を何か言っているのですね。

 そうですね。おそらく何故急にいなくなったかを聞いているのですかね。私が逆の立場なら、それを知りたいですからね。


 それでは、ここで、あの三人組を出してみますか。どうせ逃げる事はできませんからね。


「プイ!」


 ふっふっふ。驚いていますね。そりゃそうですよね。宿でまったりしていたところ、突然ウサギに襲われて、気が付けば悪魔族の人に囲まれていますからね。

 あ、ナイフですか? 駄目ですよ。子供にそんな物を向けて!! プイです。

 持っていたナイフが消えたからびっくりですよね。はい手品ですよーー。


 でも、次に同じことをしたら、お手てがプイってなりますよ。


 お母さんがちゃんと子供守るために剣を抜いていますね。これで三人は大人しくお話してくれているようです。

 ちゃんと説明してくださいね。



 暫く、お母さんと三人組の会話が行われていましたが、どうやら説明が終わった様ですね。それでは、また収納しておきますね。

 そうですね。私が収納しているところは、余り見せない方が良いかも知れませんね。気絶させてから収納しましょうかね。

 ……高速で三人組の背後に周り込み、軽く頭を叩いて行く! あ、すみません。ちょっと強かったですか? 地面に叩きつけられてしまいました。

 ちょっと、難しいです!


 で、では改めて。


「プイ!」


※ 作者からのお願い

「面白い」「続き読みたい」など思った方は、ぜひログインしてブックマークと下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。よろしくお願いします!

つまらないと思った方は、☆一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。


毎日更新できるように、頑張ります。

よかったら、他の作品も見に来てくださいね。

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