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第12話 兎に角(とにかく)、魔王様が名付け親!?

ここまでが、前回の短編を手直しして作った作品です。そしてストックはゼロです。どうしましょう?

下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。

 

 ――――――――――――――――――――――――――――


 魔王軍幹部 リンベル将軍視点


 ――――――――――――――――――――――――――――


 はぁー満足に食事が出来た。と言うか多すぎるぐらい食べた。私も魔王様も散々、斬られて魔素を失っていたからな。

 食べたお陰で、魔力が少し回復したので、ここからは加速して城に帰ることにしよう。


 魔王様と走りながら、この角ウサギについて話をしていた。一番の話題は名前だ。今まで角ウサギと呼んでいたが、これは言いにくい、せっかく一緒に居るのであれば、名前を付けてあげた方が良いだろうと言う事になったのだ。


「じゃあ、いくつか名前の候補を上げて、自分で選んでもらおう!」


 えぇぇ。魔王様、さすがに名前を選ぶとか理解できないと思いますが、そもそも野生動物ならぬ野生の魔物…魔物は全て野生か、まぁ、魔物に名前の概念はないと思いますよ!?


「ま、魔王様、その角ウサギは雄ですか? それとも雌ですか? それによって付ける名前も候補が絞れますよ」


「おお、そうだな。それは大事だ。どれ、うーーん!? 俺は、雌ではないかと思うのだが、リンベルどう思う?」


「あぁ、これはたぶん雌ですね。まぁ角ウサギの雌雄判別をしたことがありませんが、一般的な動物と同じなら、多分、雌でしょうね」


 今まで、魔物を雄雌見分けようなどと思ったことないからな。それに、その魔物に名前を付けようなどと、おそらく魔人族では、我々が初めてなのかも知れん。聞いたことがない。


「では、早速候補を上げてみるぞ」


 おお、魔王様がやる気だ!! ちょっと良いな、角ウサギの奴。魔王様から名前を頂けるなんて光栄なことだぞ。

 私も親からではなく、魔王様に付けて貰えば良かったのに…と、歳を考えていなかった。私が生まれたときに魔王様はまだ居ないか…


「ツノポン、ウサマヨネーズ、ピョンデレラ、フワリーヌ、ドンドコモチ……」


 お、お父様、お母様。素敵な名前を付けてくれて、ありがとうございます。私は幸せです!


 角ウサギは、魔王様の言葉が理解できていないと思うが、一応、聞いている素振りは見せてはいる。しかし、反応は特に無いな。まぁもし理解出てきたとしても、この名前では頷かんな!

 魔王様は聡明だとは思うが、やはり六歳の男の子の考える名前って…


「うーーん、駄目そうだな。なかなか難しいな。では、ピンク色だからピンキーではどうだ? お、これは良いのか!?」


 あ、頷いている。絶対に分かって居ないと思うが、少なくともドンドコモチなどにならなくて良かったな!


「おお、それでは、お前の名前はピンキーだ。ピンキーこれからもよろしくな!」


 えーーっと、まぁ良いっか。とにかく角ウサギ改めピンキーとなったが「ピンキー」と呼んで反応してくれるのだろうか? 多分、このピンキーは賢いとは思うんだ。言葉は通じていないと思うが、ジェスチャーは理解したような気がするから、手招きすれば伝わるかな?


 ようやく城まで戻ってこれた。


「セバス殿、留守番ありがとうございました。また、すぐにカザマスタ砦に向かいますが、王城は特に問題は無かったですか?」


 セバスはこの魔王国で宰相をしている男だ。先代の魔王様から仕えている。ずいぶんと歳は取っているが、矍鑠かくしゃくとした老紳士として、この国の政治を支えているのだ。戦闘には向いていないが、内政においては魔王様の右腕となって働いている。


「おお、魔王様、リンベル将軍。おかえりなさい。そ、そうですね。特に問題はありませんでしたが…魔王様の頭の上の者は……何でしょうか? おそらく、これが一番の出来事でした」


「この子はピンキーだ。角ウサギだが、とてつもなく強い。何と言っても剣の勇者を一撃で倒したのだからな」


「な、何と!! 剣の勇者と出会ったのですか!? え? 角ウサギが剣の勇者をですか??」


 はっはは。そりゃ驚くわな。その後も、しばらく魔王様のピンキーを褒めたたえる話を聞いたセバスは、普段は寝てるのではと疑うほどの細い目を、大きく見開いてびっくりしていた。


 しかし、のんびりしている暇はない。城の食糧庫に向かうと、そこで働いていた者たちに命じて、砦に運ぶ食料を用意してもらった。今まで運び込めずに、この城内に留めていたので、それなりの数となっている。


 うーーん、これ全部、ピンキーは運べるのだろうか?


 これだけの荷物を運ぼうとすると、荷馬車を何台も連ねて護衛しながら長い時間をかけて運ぶ必要があるのだが、もしピンキーが、この量の荷物を全部運べるのなら、魔王様は兎もともかく、私とピンキーだけで走って行けば済むのだから非常に助かる。


 そんな私の心配をまったく気にせず、ピンキーは次々と物資を消していった…ほ、本当に後で出してくれるよな?


 これで、持ち逃げされたら、たまらんからな! 頼むぞ、ほんとうに!


 魔王様から果物を貰って喜んでいる角ウサギは、ほほえましいな。城内の連中も楽し気に見ている。そうだろう、そうだろう。

 あ、いかん! 和んでいる場合では無い。早く砦に食料を届けてあげないといけない。

 私が、魔王様を促して、砦に戻ろうとすると、ピンキーが手を繋いできた…あ、これは!!


 ――――


 はっ!! あ、あれは、カザマスタ砦か? なんてことだ! 一体どれぐらい時間が立ったのだろう? 辺りを見渡した感じで時間を予測してみるが、夜だからはっきりとした時間は分からないが、おそらく王城に居た時間から、半刻も経たずに戻って来たのではないかな?


 やはりピンキーは理解出来ている。王城で受け取った物資を砦まで運んでくれたと言う事は、こちらの意図を読み取って行動しているといった感じだろう。そうなるとかなり知能が高いと言う事になる。


 凄いことだぞ! とてつもない魔力と魔人族なみの知能を持っていることになる、しかもこれで幼体だから成体に成長するとどうなるのだ!?


 と、とりあえず、砦に入って物資を渡さないと。


※ 作者からのお願い

「面白い」「続き読みたい」など思った方は、ぜひログインしてブックマークと下の☆☆☆☆☆から評価いただけたら幸いです。よろしくお願いします!

つまらないと思った方は、☆一つでも評価つけてくれると勉強になりますので、よろしくお願いします。


毎日更新できるように、頑張ります。

よかったら、他の作品も見に来てくださいね。

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