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Re48 魔法少女と暇

「というわけで全戦力で向かうべきだと思うんです」

「どういう訳かしら」

 結局宝玉の使い道に迷った私は迷わず魔王の所に来た。

「この宝玉で邪神のところに行けるらしいんですよ」

「それが私に何の関係があるのかしら」

 そう言ってイラつく魔王。

あれ、そこから説明しないと駄目だったっけ?

「私達魔法少女の扱いに関わる問題ですよ。私達に変な使命を押し付けた本人ですから。倒すなら他の神じゃなくてソイツにするべきですよ」

 私の言葉に魔王は少し俯くと、「確かにそうね」と答えた。

「それで、魔法少女全員で向かうべきだと思うんです」

「そうね、相手の戦力も分からないものね……」

 相手の戦力が分からない以上、そうするしかないのだ。

 戦力がわからないから小出しにすると言う方法もあるけど、この場合貴重な魔法少女を一人でも減らすのは厳しい。

 躁ちゃんが要れば空間転移で逃げられるし、問題も少ない。

「それにしても、これでホントに邪神を倒せるのなら、私達の役割というか、今後ってどうなるのかしら」

「え」

 確かにそうだ。

 私はこの世界が悪に脅かされている程度だったし、魔王はこの世界を魔法少女の世界に変えるのが使命だったはず。

 それを与えた神を倒した私達は今後この世界でどうしていけばいいのだろうか。

「まあそうなったら本当に私達魔法少女の国でも作るしかないわね」

「魔族領にですか?」

「そうよ」

 それはまた随分と、夢のあるような無いような話だ。

「それじゃ、全員を集めるわ。貴女は決戦の準備をね。作戦は三日後でいいかしら」

「わかりました」

 正直三日貰っても寝るくらいしかないけど、ま、いいよね。

 私が話も終わってあてがわれた部屋に戻ると、アルクが居た。

「話は終わったか」

「うん。戦う事になったよ」

「そうか……我も、力を貸そうか?」

「うん、お願いしたいかな。敵は強いかも知れないから、危ないと思ったら私か操ちゃんにこっちの世界に戻してもらってね」

 流石に相手の実力が分からないと魔法少女じゃないアルクは危ないかも知れないもんね。

「でもまあ、それまで三日もあるんだけどね。やることないなぁ」

「ふむ。それなら帝国に行ってはどうだ?」

「帝国?」

 帝国と言えば淳子ちゃんとの闘いでボロボロのはずだ復興作業でも手伝ってこようかな?

 この世界の情報を得るのにも助けてもらったし。

「それじゃあアルク。帝国に行くけど一緒に行く?」

「もちろん行くぞ。ついでに山にも帰っておきたいしな」

「あー、そういう」

 つまり実家に帰る感じだね。帰省だ。

「それじゃ、いこっか?」

「おう」

 そんなわけで、私とアルクは急にできた暇で帝国を目指すことになりました。



ご読了ありがとうございました!

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