Re46 魔法少女と黒魔術
更新遅れて申し訳ありません。
更新作業を忘れてました……。
「どうしてこうなったかなぁ」
私は今、聖王国の地下牢に放り込まれています。
街の門に来るなり邪教扱いで即牢屋行き、待ったなしのノンストップでした。
「それは我が聞きたい」
一緒に居たアルクも漏れなく牢に放り込まれていた。
「魔女はメグルだけなのに」
「人聞き悪い単語使わないでくれる……?」
別に魔女が悪いとは言わないけど、この世界観で魔女は禁句だと思う。
それにしても、どうして邪教扱いされたんだろう?
以前来た時は国を救ったし、それなりに感謝されていたと思ったんだけど。
「メグル、この牢をぶっ壊して出てはダメなのか?」
「うーん、面倒事は避けたいよね」
出来る出来ないで言えば、私もアルクもどっちもできる。
いいか悪いかで言えば悪い。
できれば普通に無実を証明したいんだけど……。
そう考えていると、入り口側の通路から誰かがやって来る。
「おぉ、やはりメグル殿でしたか。こちらの不手際でこんなところに申し訳ない!」
「え、ノワール卿?」
やって来たのはノワール卿だった、
「誰だ?」
「私が最初にこの国に来た時にお世話になった人だよ」
それにしても、なぜここに?
「お世話になったなどと。助けられたのは我々です。それなのにその恩人にこの仕打ち。誠に申し訳ない」
「いえいえ、そんな」
まあ普通に扱い悪いのは間違いないけど、ノワール卿が悪いわけでも無いし頭なんて下げられると困ってしまう。
「さ、ここを出ましょう。話は付けてありますのでまずは私の屋敷に」
そんなわけで、私達は久しぶりのノワール卿の屋敷に向かった。
牢を出てから屋敷まで、問題なんて何もなかった。
いや、本当の事を言うとアルクが牢に居た看守とか兵とかにガンつけまくってたけど、まあ可愛いものだよね、暴れてないし。
「それでノワール卿は何故あそこに?」
私は屋敷について応接室に通されると、そこで話を聞いた。
「その前に、この国の近況について報告させていただければと思うのですが」
「えっと、それは私の質問にも関係があるってことですか?」
「はい」
「じゃあ、お願いします」
なんか嫌な予感するよね。特にいきなり牢に放り込まれるくらいには嫌な予感が。
「実は数日前、黒魔術教徒共が盛大に暴れましてな……それでその首謀者であろう魔女はメグル殿だと言う噂を流布した者が居るようなのです」
「え、凄い迷惑」
っていうかその黒魔術教徒って何かな。私は邪教徒って言われてたけど。
「以前この国でのメグル殿の戦いを見た者が、その力を恐れてそのような馬鹿な妄言を吐いたのでしょうが、その所為でメグル殿に迷惑を掛けました」
「いえいえ、そんな。それよりその黒魔術教徒って何ですか?」
「はい、黒魔術教徒とは黒魔術……死霊術や呪術などの魔術を専門とし、暗黒神などを祭る集団ですな。俗に邪教徒と呼ばれておりますが」
「なるほど」
なるほどねぇ……黒魔術、邪教徒……ふむふむ……嫌な予感しかしないね!!
「それで邪教徒の魔女=私になっていたから、魔女を捉えたと聞いて、私を助けに来てくれたんですか?」
「えぇ、その通りです」
これはありがたいんだけど。でもなんだろう、お約束的に言って、これってさ。アレだよね……?
「ところでメグル殿、メグル殿は今回聖王国にどのような用向きで参られたのですか?」
「え。あぁ、その邪教……黒魔術教徒を探しに来たんです」
「おぉ! そうでしたか!!」
「??」
なんだかすごく嬉しそうなノワール卿。うん、あの、違うよね、大丈夫だよね?
「そうでしたか、メグル殿も黒魔術にご興味がおありですか」
「あー、いえ、あの……」
「メグル殿に良い場所をご紹介しましょう」
「あー……」
なんかね、もう嫌な予感というか、不快感すらするよね。
「実は私、黒魔術教徒とは繋がりがありましてな。今日は丁度集会の日なのです。メグル殿も今晩ご一緒にどうですか」
うん、そんなことだろうなと思ったよ。
ノワール卿、ノワール。黒だもんね……なんかそんな気はしてた。
こうして私は今更ながら、ノワール卿の名前でなんとなくわかるキャラ設定に導かれて、邪教集団の集会に参加することになってしまいました。
ご読了ありがとうございました!




