表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編いろいろ

そして彼女はリンゴを贈る

作者: せらひかり

 毒リンゴを製造している。なにぶん仕事なもので。

 近年、魔女たちは忙しくて、道具を自己製造する暇がない。そこで弟子あるいは独立した魔女の一部は、こうして毒リンゴや毒矢、狩猟用の罠などを製造販売している。

「だったら私が買ってもいいでしょう?」

 白雪と呼ばれる姫君は、先日自分を意識不明にした毒リンゴの秘密を暴き、我々の前に現れた。同じリンゴを手に入れ、自分を毒殺しようとした魔女に与えるという。

 復讐?

「いいえ。おかあさまが私を愛してくださるように、私が彼女を陥れ、私が彼女を助けるの」

 白雪は鮮やかに微笑みを浮かべる。これはいずれ魔女になるだろう。

 一途に、魔女たるおかあさまを追って。

300字SSです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] むむむ、ちょっと怖いかも……。
2023/04/28 15:58 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ