解説者
野球や相撲、サッカーやマラソンなど、スポーツ番組の中継には
実況中継のアナウンサーと解説者がいることが多い。
中島みゆきが「蕎麦屋」で「ラジオは、知ったかぶりの、大相撲中継」と看破している通り、
解説者というのは余計で、邪魔だから、副音声に退避して欲しいものだ。
シナぷしゅ君、
将棋盤の足はクチナシをデザインしてあるそうだよ。
周囲の人間が余計な口を出すのを禁止する意味があるとか。
テニスの試合でもコーチは観客席にいて、ルールとして助言をするのを禁止している。
大人のスポーツだね。
競技者以外の介入を阻止して、選手だけの能力で競うことで公平性を保っている。
他人の力を当てにするのは、自立していない子供だよね。
応援団とかサポーターも邪魔だと思う。
「これからも応援してください」とか言っている選手を見ると、
「おまえは子供か？」と思わず突っ込みたくなる。
バッティングセンターでも、たまにコーチらしき者が、
一球ごとに「今のは良かった」とか批評しているのを見かける。
「うるさい！お前が打って見せろよ！」と叫びたくなるぞ。
スポーツ観戦するのは「感動的な素晴らしいプレー」を見たいからで、
解説者の自説を聞きたいのではないよ。
「この絵はxxxが良い」とか「この音楽はxxxが良い」とかには胡散臭さを感じるくせに、
何故にスポーツの場合は簡単に受け入れるのだろう？
簡単に言語化できると勘違いしているのだろうか？
シナぷしゅ君、
助言者とか指導者とかには気をつけるんだよ。
宗教の一歩手前のような匂いがする。
過去の成功者とか先達という人間は、これから君が超えていく対象であって、
決して崇め奉ってはいけない。
お布施やお供えをしてはいけない。
それは「後塵を拝する」ことだよ。
僕たち大人は君にバトンを渡したのだから、これから先は君が先頭に出て走るのさ。
