命あっての物種
中学時代の書道で
「国破れて山河あり、城春にして草木深し」を習った。
芭蕉の「夏草や、兵どもが夢の跡」と。
さらには、忌野清志郎が「JUMP」で
「その前を殺人者達が、パレードしている」と歌っているのと。
これらが次々と、ウクライナ紛争のニュースを見ていて、連想されてしまう。
本当に「どうして悪いニュースばかり聞こえる」のだろうね。
「歴史は繰り返す」からだろうね。
だからね、シナぷしゅ君。
命さえ無事なら、他のものは全て捨てても良いんだよ。
目の前にある美味しそうな食べ物も、バイキンマンの人形も。
大人になったら、見栄とか権力とか財産とかも捨てるのさ。
そうして、生まれた時から維持している自分の体だけが残る。
「リセット」だね。
神社のおみくじで凶が出たら、その時が一番不幸で、これから運が良くなる、
という迷信と同じだ。
「栄華は移ろいやすいもの」と、映画「パットン大戦車軍団」でも言っている。
スターリンもプーチンも不死身ではないので、いつかは死ぬ。
毛沢東でも習近平でも。
それを待てずに早死にする人達がいるのは、悲しいし、悔しいし、辛い。
ハマスも早く人質を返せよ。
人質が返ったら、イスラエルはパレスチナへの侵攻をやめろよ。
金がどうとか、経済が混乱とか。
アメリカやロシアが偉大かどうかなんて、どうでも良くて。
生きていたら偉大な人物になっていたかも知れない1人の人間の、
その命こそが、一番大切な、まさに「プライスレスなもの」なのではないのか。
シナぷしゅ君は分かっているよね。
君の一番大切なものは、君の頭の中に有る。




