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ヘムレンさんとニョロニョロ

ムーミン谷のヘムレンさんは、一人暮らしの博物学者なのか、

昆虫や植物に興味があるみたいだけど、

ニョロニョロにとって大事な晴雨計

(気圧を測ることで天気を予測する機械)を

盗んでしまう悪人だよ。

この晴雨計は漁師だったお祖父さんも持っていたよ。

小さい時に祖母の家で、

大きなゼンマイ式の掛け時計のネジを巻くのを

お手伝い感覚で時々やっていたけど、

この晴雨計は謎の機械だった。

勝手に動き続けるのが不思議なんだもの。

 ニョロニョロは雷エネルギーが食料なんだ。

だからいつ雷が落ちるかを知るため、

この晴雨計が必要なので、

まるで雷を呼ぶ神様のように崇めているんだ。

まあ、どうせ難破船から流れ着いた道具を

勝手に利用しているのだろうけど。

自分で作ろうとか、自力で雷を予測するとかしないところが、

動物としてまだまだ未熟(進化の途中?)だけどね。

さて問題は、ヘムレンさんはどうやって食べているのか、だな。

畑もないし、公務員でもなさそうだから、引退した研究者かな。

 君の叔父さん(お母さんの弟)はニートだよ。

何故働かないのかは今も謎だね。

僕の同級生たちはもう皆65歳以上になったので、

現役引退者の方が多くなった。

会社を早期退職した後輩も何人かいるけど、

それなりに事情があるので、誰もまあ特に助けを必要としてはいない。

君のお母さんは、結構批判めいたことを時々言うけど、

それは子供の頃、弟の方が勉強がとても良くでき、成績も良かったので、

いまだに嫉妬しているのかもね。

ニョロニョロの生態は謎だらけだし、まだ解明されていないけど、

その人形が世界中で売られているほど、多くの人に愛されているよ。

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